- 解説一覧
- Smilosicyopus leprurusについて
Smilosicyopus leprurus
【IUCN】評価するだけの情報が不足している種
- 【 学名 】
-
Smilosicyopus leprurus (Sakai & Nakamura, 1979)
基本情報
- 大きさ・重さ
-
全長:6 cm
参考文献
- 岩田明久 1989 カエルハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 632.
最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン
- 分布
-
屋久島、琉球列島(個体数は少ない)に分布する。
沖縄島の石垣島から最初に報告されたが、西表島からも採集されている。
国外では台湾、インドネシア、パラオ諸島、クイーンズランド(オーストラリア)に分布する。
参考文献
- 岩田明久 1989 カエルハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 632.
- 前田健 2018 カエルハゼ(カエルハゼ属:新称), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 401.
最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン
- 和名の解説
-
頭が縦扁し、頬が膨らむため、カエルの頭に似るのが和名の由来である。
参考文献
- 岩田明久 1989 カエルハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 632.
最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン
- 別名・方言名
-
地方名:イーブー(沖縄島:混称)
参考文献
- 岩田明久 1989 カエルハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 632.
最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
-
スズキ目 ハゼ科 ハゼ亜科 カエルハゼ属
参考文献
- 岩田明久 1989 カエルハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 632.
- 前田健 2018 カエルハゼ(カエルハゼ属:新称), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 401.
最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
-
体は細長く、頭部は縦扁する。体の前半に鱗がなく、後半は円鱗に被われる。第1背鰭は四角い。
雌雄とも体は灰褐色で、吻端から眼の下に至る黒色縦線のほかに目立つ模様はない。第1背鰭と第2背鰭に小黒点が散在する。
成熟すると、雌の腹部は赤くなる。
上顎と下顎に櫛状の歯や唇歯がなく、犬歯状歯をもつ。
フデハゼ(アカボウズハゼ)の雄に似るが、フデハゼには体の前半部にも鱗があるため区別できる。
参考文献
- 岩田明久 1989 カエルハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 632.
- 前田健 2018 カエルハゼ(カエルハゼ属:新称), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 401.
最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
-
川の上流域の流れの緩やかな淵に棲む。中層を泳ぎ、動きは素早くないため、採集は容易である。
参考文献
- 岩田明久 1989 カエルハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 632.
最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン
- 食性
-
水生昆虫や甲殻類を食べる。
ボウズハゼ類であるが、藻食性ではなく雑食性で、腹鰭の吸盤もやや発達する程度である。
参考文献
- 岩田明久 1989 カエルハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 632.
- 前田健 2018 カエルハゼ(カエルハゼ属:新称), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 401.
最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン
- ライフサイクル
-
両側回遊魚と考えられ、仔魚は海で約2ヵ月の浮遊期を過ごし、体長約 1.3 cmで川に入り、着底する。
参考文献
- 前田健 2018 カエルハゼ(カエルハゼ属:新称), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 401.
最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン