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ギギ(Tachysurus nudiceps)の分類 Bagridae
ギギ(Tachysurus nudiceps)の概要 Tachysurus

ギギ(Tachysurus nudiceps)

【 学名 】
Tachysurus nudiceps (Sauvage, 1883)

基本情報

大きさ・重さ

全長:20 cm程度

参考文献

  • 2017 岐阜県の魚類, 第2版 - 書籍全体, 向井貴彦(著) 岐阜県の魚類, 第2版. 岐阜新聞社. .

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

分布

琵琶湖淀川水系以西の本州、四国の吉野川、九州北東部に分布する。

国外では、朝鮮半島の一部と中国大陸から報告されている。

参考文献

  • 藤田朝彦 2018 ギギ(ギバチ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 120-121.
  • 森誠一@名越誠 1989 ギギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 404.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

和名の解説

胸鰭の関節をこすり合わせてギギと発音するが、これが和名の由来とされている。

参考文献

  • 藤田朝彦 2018 ギギ(ギバチ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 120-121.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

別名・方言名

地方名:ギンタ

参考文献

  • 森誠一@名越誠 1989 ギギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 404.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

分類学的位置付け

ナマズ目 ギギ科 ギバチ属

参考文献

  • 藤田朝彦 2018 ギギ(ギバチ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 120-121.
  • 森誠一@名越誠 1989 ギギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 404.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

人間との関係

近年は、琵琶湖産アユ種苗放流の混入などに由来すると考えられる個体が関東や中部地方で多く確認されており、その影響が懸念される。

参考文献

  • 藤田朝彦 2018 ギギ(ギバチ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 120-121.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

形態

成魚の形質

日本産ギギ類中最も大型である。尾びれ後縁の切れ込みは深い。吻端から背鰭にかけて傾斜が大きく、ほかのギギに比べて吻が尖る。

頭長比3.3~4.5、頭長に対する眼径の比は0.17~0.20。尻鰭の軟条数は16~26である。側線は完全。鱗がなく、ひげが4対、脂鰭がある。

胸鰭の棘は前縁部と後縁部が鋸歯状で、後縁部の鋸歯はより鋭く大きい。そのため、網に引っかかったものを外そうとして刺されやすい。

尾鰭中央部が深く切れ込んでおり、成長すると尾柄が細く長い体型になる。

体色は暗黄褐色および黒緑色で、ホルマリン漬け標本ではやや灰色がかった黒色になる。

参考文献

  • 森誠一@名越誠 1989 ギギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 404.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

稚魚・仔魚・幼魚の形質

稚魚から未成魚期にかけて、黄褐色の模様が顕著にあらわれる。

参考文献

  • 藤田朝彦 2018 ギギ(ギバチ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 120-121.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

卵の形質

卵は球形で、直径 1.5~2.0 mmである。

参考文献

  • 森誠一@名越誠 1989 ギギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 404.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

生態

生息環境

美濃地方の河川中・下流域、飛騨地方の溜池、ダム湖に生息する。

飛騨地方ではダム湖やアユの放流が行われていない池にも生息するが、ギギが侵入した養魚池のフナなどを放流したことで拡散したと考えられている。

参考文献

  • 2017 岐阜県の魚類, 第2版 - 書籍全体, 向井貴彦(著) 岐阜県の魚類, 第2版. 岐阜新聞社. .

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

食性

雑食性であるが、底生動物や小魚を主に食べている。

参考文献

  • 森誠一@名越誠 1989 ギギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 404.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

活動時間帯

昼間は石の下やヨシ場に潜み、主に夜間に活動し摂餌する。

参考文献

  • 森誠一@名越誠 1989 ギギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 404.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

産卵

産卵期は5~7月で、礫の間隙内でペアをつくって産卵する。雄親が巣内で卵と仔稚魚を保護する。

参考文献

  • 藤田朝彦 2018 ギギ(ギバチ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 120-121.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

その他生態

降雨後の増水・濁水時に摂餌したり、流れのゆるやかな深い淵で群泳することもある。

琵琶湖では、水深 30 m以深で行われるイサザ漁の網で漁獲されることがある。

参考文献

  • 森誠一@名越誠 1989 ギギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 404.

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

関連情報

味や食感

煮つけなどにして食べると美味である。

参考文献

  • 2017 岐阜県の魚類, 第2版 - 書籍全体, 向井貴彦(著) 岐阜県の魚類, 第2版. 岐阜新聞社. .

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

その他

岐阜県では外来種であり、琵琶湖産アユや近畿地方からのフナの種苗に混入してきた可能性がある。

参考文献

  • 2017 岐阜県の魚類, 第2版 - 書籍全体, 向井貴彦(著) 岐阜県の魚類, 第2版. 岐阜新聞社. .

最終更新日:2020-08-13 ハリリセンボン

種・分類一覧