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チョウセンブナ(Macropodus ocellatus)の分類 Osphronemidae
チョウセンブナ(Macropodus ocellatus)の概要 Macropodus

チョウセンブナ(Macropodus ocellatus)

【 学名 】
Macropodus ocellatus Cantor, 1842

基本情報

大きさ・重さ

全長:4~7 cm

参考文献

  • 前畑政善 1989 チョウセンブナ(トウギョ), 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 467.

最終更新日:2021-03-02 ハリリセンボン

分布

自然分布域は、洛東江以西の朝鮮半島西部から長江に至るまでの中国大陸である。

参考文献

  • 前畑政善 1989 チョウセンブナ(トウギョ), 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 467.

最終更新日:2021-03-02 ハリリセンボン

別名・方言名

地方名:ジシンブナ(神奈川県)、トウギョ(別名)

参考文献

  • 前畑政善 1989 チョウセンブナ(トウギョ), 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 467.

最終更新日:2021-03-02 ハリリセンボン

分類学的位置付け

ゴクラクギョ科 ゴクラクギョ属

参考文献

  • 前畑政善 1989 チョウセンブナ(トウギョ), 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 467.

最終更新日:2021-03-02 ハリリセンボン

人間との関係

日本へは1914年頃に朝鮮半島から移入され、関東・濃尾・岡山平野などで自然繁殖していたが、現在では、新潟県上越地方、長野県牟礼村、岡山市などの一部水域で見られるに過ぎない。

参考文献

  • 前畑政善 1989 チョウセンブナ(トウギョ), 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 467.

最終更新日:2021-03-02 ハリリセンボン

形態

成魚の形質

体は側扁し、背鰭・尻鰭の基底は長い。尾鰭の後縁は丸みを帯びている。えらぶた後縁に青色斑がある。

産卵期の雄は、背鰭、尻鰭、尾鰭が著しくのび、また全ての鰭が青を基調とした美しい婚姻色をあらわす。

参考文献

  • 前畑政善 1989 チョウセンブナ(トウギョ), 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 467.

最終更新日:2021-03-02 ハリリセンボン

生態

生息環境

平野部の浅い池や用水路・水田などの流れのほとんどないところを住処とし、水の枯れる冬には池の深みで過ごすらしい。

参考文献

  • 前畑政善 1989 チョウセンブナ(トウギョ), 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 467.

最終更新日:2021-03-02 ハリリセンボン

産卵

産卵期は6~7月。雄が口から気泡を吹き出して、水面上に直径 5~8 cmの浮き巣をつくる。巣はふつう岸辺寄りの水草の茂った場所につくられる。巣が完成すると、雄は雌に求愛し、共に腹を上にして産卵・放精する。

卵は気泡中で発生を続け、数日間で孵化する。雄は卵と仔魚を保護する習性があり、特にその期間中はほかの魚が近づくと激しく攻撃する。

別名のトウギョは、この習性にちなんで名付けられたもので、「闘魚」の字を当てている。

参考文献

  • 前畑政善 1989 チョウセンブナ(トウギョ), 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 467.

最終更新日:2021-03-02 ハリリセンボン

関連情報

飼育方法

酸素欠乏に強いため、家庭でも容易に飼育することができる。

参考文献

  • 前畑政善 1989 チョウセンブナ(トウギョ), 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 467.

最終更新日:2021-03-02 ハリリセンボン

種・分類一覧