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- Stiphodon imperiorientisについて

Stiphodon imperiorientis
【IUCN】絶滅の危険が増大している種
【環境省】ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
- 【 学名 】
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Stiphodon imperiorientis Watson & Chen, 1998
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長:7 cm
参考文献
- 岩田明久 1989 ハヤセボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 636.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- 分布
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琉球列島、台湾、中国広東省に分布する。
参考文献
- 前田健 2018 ハヤセボウズハゼ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 399.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- 別名・方言名
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地方名:イーブー(沖縄島:混称)
参考文献
- 岩田明久 1989 ハヤセボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 636.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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スズキ目 ハゼ科 ハゼ亜科 ナンヨウボウズハゼ属
参考文献
- 岩田明久 1989 ハヤセボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 636.
- 前田健 2018 ハヤセボウズハゼ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 399.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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体型はナンヨウボウズハゼと同じであるが、体色は明らかに異なる。
雄の第1背鰭の先端は尖る。雄は淡い緑褐色で、体側に12本の暗色横帯があり、胸鰭鰭条に沿って4~14個の黒点が並び、その間に白点がある。
婚姻色の雄は体が黒く、頭部側面と体側の上部が空色または白色に輝く。
雌は淡い黄褐色で体側に2本の黒色縦帯があり、第1・2背鰭、尾鰭、胸鰭の鰭条に沿って、黒点と白点が交互に並ぶ。
ナンヨウボウズとは、第1背鰭が鎌状にのびないことでも識別できる。
上顎の3尖頭の歯と下顎の唇歯の数は少ない。下顎の犬歯状歯は、雄は左右それぞれ2~6本、雌は1~3本である。
参考文献
- 岩田明久 1989 ハヤセボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 636.
- 前田健 2018 ハヤセボウズハゼ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 399.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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川の中流から上流域にかけて生息し、ハヤセ(早瀬)ボウズの名に反して、流れの緩い大きな淵を好む。ただし、雄は雌よりも流れの速い場所に現れる。
参考文献
- 岩田明久 1989 ハヤセボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 636.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- 食性
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付着藻類や小動物を食べると思われる。
参考文献
- 岩田明久 1989 ハヤセボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 636.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- 産卵
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産卵生態は不明である。
参考文献
- 岩田明久 1989 ハヤセボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 636.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- その他生態
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両側回遊魚と考えられるが、生活史の詳細は不明である。
参考文献
- 前田健 2018 ハヤセボウズハゼ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 399.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン