エゾメバル(Sebastes taczanowskii)の解説トップに戻る
エゾメバル(Sebastes taczanowskii)の分類 Sebastidae
エゾメバル(Sebastes taczanowskii)の概要 メバル属(Sebastes)

エゾメバル(Sebastes taczanowskii)

【 学名 】
Sebastes taczanowskii Steindachner, 1880

基本情報

大きさ・重さ

体長:25 cm(通常 20 cm)

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 エゾメバル, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 204.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

分布

北海道全沿岸、青森県~石川県の日本海沿岸、青森県~宮城県の太平洋沿岸、朝鮮半島東岸中部~サハリン、千島列島に分布する。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 エゾメバル, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 204.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

分類学的位置付け

スズキ目 メバル科 

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 エゾメバル, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 204.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

人間との関係

北海道に多く¨がやがや釣れた¨ことから、¨ガヤ¨とも呼ばれるが、現在は資源量が少なくなっている。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 エゾメバル, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 204.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

形態

成魚の形質

クロメバル、シロメバルに似るが、眼の下の涙骨に棘がない。また、下顎に鱗がない。

体は普通茶褐色だが、赤みを帯びることもある。体の各鱗に小白色点があり、尾鰭は白く縁取られる(白バックの標本写真では分かりにくい)。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 エゾメバル, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 204.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

クロメバル、シロメバル

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 エゾメバル, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 204.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

生態

生息環境

浅海(水深 100 m以浅)の岩礁地帯に生息し、稀に汽水域でも見られる。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 エゾメバル, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 204.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

ライフサイクル

成長は遅く、3歳で体長 18 cm、5歳で 19.4 cmになる。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 エゾメバル, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 204.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

産卵

北海道では10~11月頃に交尾を行い、約4ヵ月以上卵巣内にとどまった精子で3~4月に受精し、仔魚の産出は5~6月である。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 エゾメバル, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 204.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

関連情報

漁獲方法

定置網、刺網、釣りなどで漁獲される。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 エゾメバル, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 204.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

味や食感

味噌汁、煮付け、唐揚げなどで利用される。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 エゾメバル, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 204.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

種・分類一覧