- 解説一覧
- テッポウウオ(Toxotes jaculatrix)について
テッポウウオ(Toxotes jaculatrix)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
【環境省】ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
- 【 学名 】
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Toxotes jaculatrix (Pallas, 1767)
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長:25 cm
参考文献
- 瀬能宏 1989 テッポウウオ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 522.
最終更新日:2021-02-19 ハリリセンボン
- 分布
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西表島の仲間川と浦内川から知られる。
国外では、インド~西太平洋の熱帯域から広く記録されている。
参考文献
- 瀬能宏 1989 テッポウウオ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 522.
最終更新日:2021-02-19 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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スズキ目 テッポウウオ科 テッポウウオ属
参考文献
- 瀬能宏 1989 テッポウウオ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 522.
- 瀬能宏 2018 テッポウウオ(テッポウウオ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 301.
最終更新日:2021-02-19 ハリリセンボン
- 人間との関係
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1980年7月に仲間川ではじめてその生息が確認されたが、そのときには標本が得られなかった。しかし1986年に浦内川河口で弱っていた個体がはじめて捕獲され、日本産の魚として正式に確認された。
西表島では遊漁による捕獲圧の影響で個体数が減少している。
参考文献
- 瀬能宏 1989 テッポウウオ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 522.
- 瀬能宏 2018 テッポウウオ(テッポウウオ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 301.
最終更新日:2021-02-19 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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背鰭棘数は4、体側上半部に5個の黒色斑が並ぶ。
背中は緑色を帯びた暗色または灰色を呈する。
参考文献
- 瀬能宏 1989 テッポウウオ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 522.
- 瀬能宏 2018 テッポウウオ(テッポウウオ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 301.
最終更新日:2021-02-19 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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濁りの強い汽水域に生息する。ときには河川感潮域上部の淡水域にも現れるといわれるが、通常はマングローブ帯の水路や河口部の開けた水域に見られる。
参考文献
- 瀬能宏 1989 テッポウウオ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 522.
最終更新日:2021-02-19 ハリリセンボン
- 食性
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口から水を発射し、水辺の草木にとまっている昆虫を食べる習性はよく知られているが、実際には落下昆虫や水面で生活するもの、さらにはエビなどの水中の小動物をも積極的に捕食するらしい。
参考文献
- 瀬能宏 1989 テッポウウオ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 522.
最終更新日:2021-02-19 ハリリセンボン
- その他生態
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大型魚はかなり広範囲に活動するらしく、河口沖合にしかけた刺網にかかった例もある。
参考文献
- 瀬能宏 1989 テッポウウオ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 522.
最終更新日:2021-02-19 ハリリセンボン