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Ditrema temminckiiの分類 Embiotocidae
Ditrema temminckiiの概要 Ditrema

Ditrema temminckii

【 学名 】
Ditrema temminckii Bleeker, 1853

基本情報

大きさ・重さ

全長:30 cm(通常 20~30 cm)

参考文献

  • 片淵弘志 2018 ウミタナゴ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 313.

最終更新日:2021-02-16 ハリリセンボン

分布

北海道積丹半島~九州北西岸の日本海・東シナ海沿岸、津軽海峡~福島県の太平洋沿岸、愛媛県宇和海、宮崎県門川湾、朝鮮半島南岸・東岸、済州島、渤海、中国杭州に分布する。

参考文献

  • 片淵弘志 2018 ウミタナゴ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 313.

最終更新日:2021-02-16 ハリリセンボン

分類学的位置付け

スズキ目 ウミタナゴ科 ウミタナゴ属

参考文献

  • 片淵弘志 2018 ウミタナゴ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 313.

最終更新日:2021-02-16 ハリリセンボン

形態

成魚の形質

体は暗青色か赤っぽく、多くの細い銀色の縦線がある。眼下に黒色斜線(多くは2本)がある。前鰓蓋縁に2つの黒色点、腹鰭基部に黒色点がある。

参考文献

  • 片淵弘志 2018 ウミタナゴ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 313.

最終更新日:2021-02-16 ハリリセンボン

生態

生息環境

藻場のある岩礁と付近の砂底に生息する。

参考文献

  • 片淵弘志 2018 ウミタナゴ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 313.

最終更新日:2021-02-16 ハリリセンボン

食性

海藻につくワレカラ類、等脚類、ミジンコ類や小型貝類を食べる。

参考文献

  • 片淵弘志 2018 ウミタナゴ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 313.

最終更新日:2021-02-16 ハリリセンボン

ライフサイクル

胎仔は卵巣腔内で小さい卵黄を吸収後、消化管、体側面や大きな鰭には毛細血管が発達し、漿液から栄養と酸素をとり成長する。産出間近には成魚に似る。

2月上旬に 11 mm、3月上旬に 20 mm、4月には 40 mm、4月下旬~5月初旬に 55~70 mmで産出。

胎仔数は1歳魚で平均20、2歳魚以上は20~30。1歳で全長 12 cm、2歳で 17 cm、3歳で 23 cmになる。

参考文献

  • 片淵弘志 2018 ウミタナゴ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 313.

最終更新日:2021-02-16 ハリリセンボン

産卵

精巣の成熟は9月に始まり、交尾は10~11月初旬である。精子は約3か月間、卵の成熟まで雌の卵巣腔内で休眠。12月中旬~1月上旬に排卵後に卵巣腔内で受精、1月上旬に孵化する。

参考文献

  • 片淵弘志 2018 ウミタナゴ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 313.

最終更新日:2021-02-16 ハリリセンボン

関連情報

漁獲方法

刺網や定置網で漁獲、釣魚としても人気である。

参考文献

  • 片淵弘志 2018 ウミタナゴ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 313.

最終更新日:2021-02-16 ハリリセンボン

味や食感

肉質は柔らかく淡泊、塩焼きや煮付けで食される。

参考文献

  • 片淵弘志 2018 ウミタナゴ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 313.

最終更新日:2021-02-16 ハリリセンボン

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