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コウタイ(Channa asiatica)の分類 Channidae
コウタイ(Channa asiatica)の概要 Channa

コウタイ(Channa asiatica)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Channa asiatica (Linnaeus, 1758)

基本情報

大きさ・重さ

全長:30 cm

参考文献

  • 瀬能宏 1989 コウタイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. pp. 476-477.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

分布

国外での自然分布域は、台湾島、海南島、長江流域以南の中国である。スリランカにも分布するとされるが疑わしい。

参考文献

  • 瀬能宏 1989 コウタイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. pp. 476-477.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

分類学的位置付け

タイワンドジョウ科 タイワンドジョウ属

参考文献

  • 瀬能宏 1989 コウタイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. pp. 476-477.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

人間との関係

近年石垣島から報告されたが、地元の養魚場経営者により台湾島から移入されたものである。

石垣島には本種のほか、タイワンドジョウ、ヒレナマズ、コイ、カダヤシ、モザンビークティラピアが移入されており、琉球列島の中では沖縄島に次いで移入魚の多い島である。

中国では食用とされるほか、漢方薬の材料としても利用されている。

参考文献

  • 瀬能宏 1989 コウタイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. pp. 476-477.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

形態

成魚の形質

やや小型の種類で、体形はタイワンドジョウやカムルチーに類似するが、腹鰭がないことや、尾柄に黄褐色の縁どりのある黒色眼状斑が1つあることで区別できる。

参考文献

  • 瀬能宏 1989 コウタイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. pp. 476-477.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

生態

生息環境

湖沼にも生息するが、河川の流れのあるところを好むらしく、原産地では山間部の流れに多いとされる。

参考文献

  • 瀬能宏 1989 コウタイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. pp. 476-477.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

食性

小魚のほか、小型の甲殻類や水生昆虫などを食べる。

参考文献

  • 瀬能宏 1989 コウタイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. pp. 476-477.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

活動時間帯

夜行性である。昼間は水草の間などに潜む。

参考文献

  • 瀬能宏 1989 コウタイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. pp. 476-477.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

産卵

中国福建省における産卵期は4~6月で、水草の上に薄黄色の粘着性の卵を産み付けるが、営巣習性はないらしい。

1回の産卵数は1000を超える。親魚は卵や幼魚を保護する。

参考文献

  • 瀬能宏 1989 コウタイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. pp. 476-477.

最終更新日:2021-02-25 ハリリセンボン

種・分類一覧