- 解説一覧
- ヤエヤマノコギリハゼ(Butis amboinensis)について
Eleotridae
Butis
ヤエヤマノコギリハゼ(Butis amboinensis)
低危険種 (LC or LR/lc) 【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
絶滅危惧IA類 (CR) 【環境省】ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
- 【 学名 】
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Butis amboinensis (Bleeker, 1853)
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長：12 cm
参考文献
- 岩田明久 1989 ヤエヤマノコギリハゼ, 川那部浩哉、水野信彦（監修） 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 552.
最終更新日：2020-10-06 ハリリセンボン
- 分布
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沖縄県の西表島のみから知られている。
国外では、インド～西太平洋及び南太平洋の亜熱帯と熱帯域に分布すると思われる。
参考文献
- 岩田明久 1989 ヤエヤマノコギリハゼ, 川那部浩哉、水野信彦（監修） 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 552.
最終更新日：2020-10-06 ハリリセンボン
- 別名・方言名
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地方名：イーブー（沖縄県：混称）
参考文献
- 岩田明久 1989 ヤエヤマノコギリハゼ, 川那部浩哉、水野信彦（監修） 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 552.
最終更新日：2020-10-06 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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スズキ目 ハゼ科 カワアナゴ亜科 ノコギリハゼ属
参考文献
- 萩原清司 2018 ヤエヤマノコギリハゼ（ノコギリハゼ属）, 中坊徹次（著） 中坊徹次（監修） 中坊徹次（編） 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 387.
- 岩田明久 1989 ヤエヤマノコギリハゼ, 川那部浩哉、水野信彦（監修） 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 552.
最終更新日：2020-10-06 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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体高は低く、頭部はやや長い。吻はとがり、両眼間に眼に沿って走る1対の小さな鋸歯の列がある。体にはぬめりがなく、鱗はかたい感じである。
体は暗褐色で、腹鰭・尻鰭の縁辺部と、胸鰭基底に朱色の部分がある。同色の小さな斑点が鱗に沿って走る場合がある。時々、眼から尾鰭基底中央に向かう黒色の縦条があらわれる。
参考文献
- 萩原清司 2018 ヤエヤマノコギリハゼ（ノコギリハゼ属）, 中坊徹次（著） 中坊徹次（監修） 中坊徹次（編） 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 387.
- 岩田明久 1989 ヤエヤマノコギリハゼ, 川那部浩哉、水野信彦（監修） 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 552.
最終更新日：2020-10-06 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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マングローブ域や植物の茂った下流～河口域に生息する。
汽水域でも、淡水の影響が強い部分で、アダンの葉や茎が水中に没している場所を特に好む。
参考文献
- 萩原清司 2018 ヤエヤマノコギリハゼ（ノコギリハゼ属）, 中坊徹次（著） 中坊徹次（監修） 中坊徹次（編） 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 387.
- 岩田明久 1989 ヤエヤマノコギリハゼ, 川那部浩哉、水野信彦（監修） 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 552.
最終更新日：2020-10-06 ハリリセンボン
- 食性
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動物食である。
参考文献
- 岩田明久 1989 ヤエヤマノコギリハゼ, 川那部浩哉、水野信彦（監修） 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 552.
最終更新日：2020-10-06 ハリリセンボン
- その他生態
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生息状況は極めて特異で、水没している葉や茎の裏側に、頭を下にした逆立ち状態で静止している。
泳ぎは下手で、驚かしても葉や茎に沿って這うように移動するだけである。このような行動は日本産の汽水性・淡水性のハゼ類では、本種だけに見られる。
参考文献
- 岩田明久 1989 ヤエヤマノコギリハゼ, 川那部浩哉、水野信彦（監修） 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 552.
最終更新日：2020-10-06 ハリリセンボン
