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オニオコゼ(Inimicus japonicus)の分類 Synanceiidae
オニオコゼ(Inimicus japonicus)の概要 Inimicus

オニオコゼ(Inimicus japonicus)

【 学名 】
Inimicus japonicus (Cuvier, 1829)

基本情報

大きさ・重さ

体長:28 cm

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 オニオコゼ(オニオコゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 218-219.

最終更新日:2021-03-05 ハリリセンボン

分布

青森県~九州南岸の日本海・東シナ海・太平洋沿岸、瀬戸内海、朝鮮半島西岸・南岸・南東岸、中国渤海南部・浙江省~トンキン湾、台湾に分布する。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 オニオコゼ(オニオコゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 218-219.

最終更新日:2021-03-05 ハリリセンボン

分類学的位置付け

スズキ目 オニオコゼ科 オニオコゼ属

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 オニオコゼ(オニオコゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 218-219.

最終更新日:2021-03-05 ハリリセンボン

形態

成魚の形質

背鰭棘は長く、鰭膜はその半分くらいの位置まで、胸鰭の下部2条は遊離し、これで海底を歩くように移動する。眼は上方に突出し、頭部に皮弁が発達する。

体は褐色や灰色の強い個体が多いが、稀にオレンジ色や黄金色の個体もいる。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 オニオコゼ(オニオコゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 218-219.

最終更新日:2021-03-05 ハリリセンボン

生態

生息環境

砂泥底に生息し、日中は体を砂泥の中に潜らせている。水深 200 mまでに生息する。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 オニオコゼ(オニオコゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 218-219.

最終更新日:2021-03-05 ハリリセンボン

ライフサイクル

雄、雌ともに3歳で成熟し、成熟時の体長はそれぞれ約 14 cm、16 cmである。

最大体長は雄で約 27 cm(12歳)、雌で約 28 cm(9歳)と雌の方がやや大きい。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 オニオコゼ(オニオコゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 218-219.

最終更新日:2021-03-05 ハリリセンボン

産卵

産卵期は有明海で4~7月、新潟県で6~8月である。

1産卵期に複数回産卵し、飼育下では3ヵ月の間に14回の産卵が確認されている。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 オニオコゼ(オニオコゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 218-219.

最終更新日:2021-03-05 ハリリセンボン

関連情報

漁獲方法

小型底曳網、刺網、底延縄などで漁獲される。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 オニオコゼ(オニオコゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 218-219.

最終更新日:2021-03-05 ハリリセンボン

味や食感

刺身、唐揚げ、吸い物などで美味であり、高級魚である。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 オニオコゼ(オニオコゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 218-219.

最終更新日:2021-03-05 ハリリセンボン

その他

瀬戸内海沿岸では人工飼育した稚魚の放流が行われ、栽培漁業の対象種である。

参考文献

  • 甲斐嘉晃 2018 オニオコゼ(オニオコゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 218-219.

最終更新日:2021-03-05 ハリリセンボン

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