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Scatophagus argus

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Scatophagus argus (Linnaeus, 1766)

基本情報

大きさ・重さ

全長:35 cm

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分布

秋田県・東京湾~九州南岸の各地沿岸(散発的)、琉球列島に分布する。

国外では、インド~西太平洋に広く見られる。

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分類学的位置付け

スズキ目 クロホシマンジュウダイ科 クロホシマンジュウダイ属

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人間との関係

九州以北では、若魚がこれまでに大淀川河口、有明海、四万十川河口、和歌山県で確認されている。特に四万十川では、100尾以上採捕されている。その中に、1.5 cmの稚魚も交っていることから、河口域にはかなり小さい段階で入ってくるようである。

本種は愛好家の間では、スキャトファーガス scatophagus と呼ばれ、観賞魚として珍重されている。

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形態

成魚の形質

九州以北では、河口域に現れるのは 2~15 cmの稚魚と若魚であるため、その特徴を以下に記す。

体高は極めて高く、体は側扁する。口は小さい。胸鰭は小さく、尾鰭は後縁がごくわずかに尖る。尻鰭棘は4本である。体側には40~50個の黒色斑が散らばり、成長とともに小さくなり数を増す。

体長 10 cm以上の個体では背鰭起部に1本の前方に向かう棘がある。

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生態

生息環境

内湾や汽水域に生息する。

成魚は大きな河川の河口付近の橋脚のまわりなどに多く、サンゴ礁域などにはいない。

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食性

成魚は小動物から海藻類(特に緑藻)まで食べる。

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ライフサイクル

台湾島北部では、仔稚魚は5~8月に見られる。仔稚魚はトリクチス期幼生を経るが、その形質は 25 ㎜以上まで残存する。

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その他生態

沖縄県の八重山諸島では、幼魚は感潮域を遡上し、淡水域まで侵入する。

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関連情報

漁獲方法

四万十川河口では、本種は全て刺網にかかり、延縄や釣りでは全く獲れない。なお、稚魚はエビ獲り用柴漬けに混入するという。

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種・分類一覧