- 解説一覧
- ペヘレイ(Odontesthes bonariensis)について
ペヘレイ(Odontesthes bonariensis)
- 【 学名 】
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Odontesthes bonariensis (Valenciennes, 1835)
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長:50 cm
参考文献
- 鈴木規夫 1989 ぺへレイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 456.
最終更新日:2021-02-15 ハリリセンボン
- 和名の解説
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ぺへレイという名称は Pez del Rey(魚の王様)から生じたものである。
参考文献
- 鈴木規夫 1989 ぺへレイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 456.
最終更新日:2021-02-15 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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トウゴロウイワシ科 ぺへレイ属
参考文献
- 鈴木規夫 1989 ぺへレイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 456.
最終更新日:2021-02-15 ハリリセンボン
- 人間との関係
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1966年にアルゼンチンから神奈川県淡水魚増殖試験場へ卵で移入され、以来、各県で養殖や放流の研究が行われている。
南アメリカのラプラタ川が原産地といわれている。
中南米に分布するトウゴロウイワシ科の魚は、ほとんどのものがぺへレイと呼ばれているが、分類は明確ではない。
参考文献
- 鈴木規夫 1989 ぺへレイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 456.
最終更新日:2021-02-15 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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海産魚のキスに似た長紡錘形で、体側中央に幅広い銀色の顕著な縦条が走る。背部は淡黒色をしている。腹部は銀白色で、尾鰭の口端は白色を帯びる。背鰭は2基に分離し、鱗は櫛状でかたい。吻は顎骨の動きにより前下方にのびる。
参考文献
- 鈴木規夫 1989 ぺへレイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 456.
最終更新日:2021-02-15 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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アルゼンチンを中心とした南アメリカの温帯域の湖沼や、河川の中流域から汽水域にかけて広く生息している。
生息に適した水温は10~28℃といわれるが、冬に5~6℃に低下する湖沼にも広く分布し、池中でもよく摂餌する。
参考文献
- 鈴木規夫 1989 ぺへレイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 456.
最終更新日:2021-02-15 ハリリセンボン
- 食性
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水生昆虫、陸生昆虫や小型のエビ類なども広く摂餌している。
参考文献
- 鈴木規夫 1989 ぺへレイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 456.
最終更新日:2021-02-15 ハリリセンボン
- 産卵
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産卵期は3~6月であるが、秋にも産卵することがある。浅羽に生える水生植物などに付着糸のある卵を産み付ける。
参考文献
- 鈴木規夫 1989 ぺへレイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 456.
最終更新日:2021-02-15 ハリリセンボン
- その他生態
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通常は群れをつくり、表層を移動している。
参考文献
- 鈴木規夫 1989 ぺへレイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 456.
最終更新日:2021-02-15 ハリリセンボン
関連情報
- 漁獲方法
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神奈川県丹沢湖に放流されたものは、秋から早春に釣りや網で漁獲されている。
参考文献
- 鈴木規夫 1989 ぺへレイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 456.
最終更新日:2021-02-15 ハリリセンボン
- 味や食感
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原産地ではマス類とともに美味な魚として、食用や遊漁の対象として重視されている。
肉質は半透明の白身であり、フライ、ムニエルなどにして賞味される。日本でもさまざまな料理法が工夫されている。ふぐ刺し風にした薄づくりが最も評判が高い。
参考文献
- 鈴木規夫 1989 ぺへレイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 456.
最終更新日:2021-02-15 ハリリセンボン