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ドジョウ(Misgurnus anguillicaudatus)の分類 Cobitidae
ドジョウ(Misgurnus anguillicaudatus)の概要 Misgurnus

ドジョウ(Misgurnus anguillicaudatus)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

準絶滅危惧種 (NT)

【環境省】現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種

【 学名 】
Misgurnus anguillicaudatus (Cantor, 1842)

基本情報

大きさ・重さ

成魚全長:雄 11 cm、雌 12 cm

参考文献

  • 斉藤憲治 1989 ドジョウ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 382.

最終更新日:2021-04-02 ハリリセンボン

分布

ほぼ日本全国に分布するが、北海道と琉球列島のものは移植の可能性が高い。国外では、中国大陸中部、台湾島、朝鮮半島に分布する。

参考文献

  • 斉藤憲治 1989 ドジョウ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 382.

最終更新日:2021-04-02 ハリリセンボン

別名・方言名

マドジョウ(日本各地)

参考文献

  • 斉藤憲治 1989 ドジョウ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 382.

最終更新日:2021-04-02 ハリリセンボン

分類学的位置付け

ドジョウ科 ドジョウ属 コイ目

参考文献

  • 斉藤憲治 1989 ドジョウ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 382.

最終更新日:2021-04-02 ハリリセンボン

形態

成魚の形質

腹面を除き、体全体が褐色を帯びる。体背側部に不明瞭な斑紋を持つことがある。腹面は淡色で斑紋がない。尾びれと背びれの褐色の小斑が散在する。尾びれ基部の上角の表層に小さな黒色斑がある。

口ひげは5対、うち3対は上唇にある、下唇にある2対のうち、内側のものは柔突起が変形したもの。

雄成魚の胸びれはのび、第2鰭条基部上片が後方に厚くなって骨質盤(骨質板とも書く)を形成する。

産卵期の雄は、背びれ前方と背びれ基底付近に、それぞれ1対のこぶ状突起を持つ。染色体数は2n=50。

参考文献

  • 斉藤憲治 1989 ドジョウ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 382.

最終更新日:2021-04-02 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

カラドジョウ M. mizolepis

参考文献

  • 斉藤憲治 1989 ドジョウ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 382.

最終更新日:2021-04-02 ハリリセンボン

生態

生息環境

水田や湿地、周辺の細流にすむ。平野部を中心に生息するが、圃場整備されていない水田が近くにあれば、かなり上流域にもいる。

参考文献

  • 斉藤憲治 1989 ドジョウ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 382.

最終更新日:2021-04-14 ハリリセンボン

食性

雑食性

参考文献

  • 斉藤憲治 1989 ドジョウ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 382.

最終更新日:2021-04-02 ハリリセンボン

ライフサイクル

6~7月に田植え後の水田に侵入し、数日後に成熟して産卵。産卵時にオスがメスの体に巻きつく。メスの肛門付近にはオスが巻きついたあとが残る。

成長につれて順次恒久的水域に移動するが、稲刈りまで水田中で成長する個体がいる。雌雄とも1年で成熟。産卵後も生き残る個体は少ない。

秋~春には農業水路や落し堀などの泥底ですごす。

参考文献

  • 斉藤憲治 2000 ドジョウ, 日高敏明(監修) 中坊徹次、望月賢二(編) 日本動物大百科6:魚類. 平凡社. p. 37.

最終更新日:2021-04-02 ハリリセンボン

産卵

西日本での産卵期は6~7月。

水田周辺では、しろかきと同時に周囲の用水路から水田に遡上する。遡上後、水田で何日かを過ごしたあと成熟し、夜間に産卵する。産卵時には雄が雌の腹部に巻きつく。雄の骨質盤とこぶ状突起はこのとき役立つ。卵は泥上にばらまかれる。

1産卵期に何度か完熟卵を持ち、産卵する。産卵した雌の肛門の両側には、雄が巻きついたときにできた楕円形の傷跡が残る。

参考文献

  • 斉藤憲治 1989 ドジョウ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 382.

最終更新日:2021-04-02 ハリリセンボン

関連情報

味や食感

重要な食用魚で、蒲焼き、煮つけ、柳川などにして美味。

朝鮮半島などからも輸入されているが、輸入品には本種のほかに近似種のカラドジョウ M. mizolepis も混じる。

参考文献

  • 斉藤憲治 1989 ドジョウ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 382.

最終更新日:2021-04-02 ハリリセンボン

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