- 解説一覧
- ヒイラギ(Nuchequula nuchalis)について

ヒイラギ(Nuchequula nuchalis)
- 【 学名 】
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Nuchequula nuchalis (Temminck & Schlegel, 1845)
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長:10 cm程度
参考文献
- 2017 岐阜県の魚類, 第2版 - 書籍全体, 向井貴彦(著) 岐阜県の魚類, 第2版. 岐阜新聞社. .
最終更新日:2020-09-14 ハリリセンボン
- 分布
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青森県・宮城県~九州南岸の各地沿岸、瀬戸内海、朝鮮半島西岸・南岸、済州島、台湾、浙江省~広東省の中国沿岸に分布する。
参考文献
- 波戸岡清峰 2018 ヒイラギ科, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 268-269.
最終更新日:2020-09-14 ハリリセンボン
- 別名・方言名
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地方名:ギチ(東京都)、ネコナカセ(浜名湖)、ニロギ(高知県)
参考文献
- 瀬能宏 1989 ヒイラギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 519.
最終更新日:2020-09-14 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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スズキ目 ヒイラギ科 ヒイラギ属
参考文献
- 波戸岡清峰 2018 ヒイラギ科, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 268-269.
- 瀬能宏 1989 ヒイラギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 519.
- 2017 岐阜県の魚類, 第2版 - 書籍全体, 向井貴彦(著) 岐阜県の魚類, 第2版. 岐阜新聞社. .
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形態
- 成魚の形質
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体はよく側扁しやや高く、前半上部は無鱗である。体色は銀白色で、項部と背鰭棘条部に褐色斑が1個ある。そのほか、背鰭前部に黒色斑があることなどが特徴である。
参考文献
- 波戸岡清峰 2018 ヒイラギ科, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 268-269.
- 瀬能宏 1989 ヒイラギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 519.
最終更新日:2020-09-14 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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淡水の影響を強く受ける内湾の浅いところから河口付近にかけての砂底、または砂泥底に群れをなして生息する。
基本的には沿岸魚であるが、低塩分な河口域にも生息する。
参考文献
- 瀬能宏 1989 ヒイラギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 519.
- 2017 岐阜県の魚類, 第2版 - 書籍全体, 向井貴彦(著) 岐阜県の魚類, 第2版. 岐阜新聞社. .
最終更新日:2020-09-14 ハリリセンボン
- 食性
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口を前下方に突き出して、底生の小動物を食べる。
参考文献
- 瀬能宏 1989 ヒイラギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 519.
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- 産卵
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産卵期は5~7月である。
参考文献
- 瀬能宏 1989 ヒイラギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 519.
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- 特徴的な行動
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音を出したり、喉部に発光バクテリアを共生させることで微弱ながら発光することができる。
参考文献
- 2017 岐阜県の魚類, 第2版 - 書籍全体, 向井貴彦(著) 岐阜県の魚類, 第2版. 岐阜新聞社. .
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- その他生態
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幼魚や成魚が春から秋に河川汽水域に索餌のために侵入し、潮の干満に合わせて移動を繰り返す。淡水域へは侵入しない。
参考文献
- 瀬能宏 1989 ヒイラギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 519.
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関連情報
- その他
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岐阜県では8月から9月に長良川や揖斐川にわずかに遡上していたとされる(岐阜県高等学校生物教育研究会, 1974)。
参考文献
- 2017 岐阜県の魚類, 第2版 - 書籍全体, 向井貴彦(著) 岐阜県の魚類, 第2版. 岐阜新聞社. .
最終更新日:2020-09-14 ハリリセンボン