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コーンスネーク(Pantherophis guttatus)の分類 Colubridae
コーンスネーク(Pantherophis guttatus)の概要 Pantherophis

コーンスネーク(Pantherophis guttatus)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Pantherophis guttatus (Linnaeus, 1766)

基本情報

大きさ・重さ

成体全長:1~1.8 m 

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 コーンスネーク, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 132.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

分布

北アメリカの中部や東部に分布し、乾燥した森林や湿原から線路沿いの土手や農地までさまざまな環境に生息する。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 コーンスネーク, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 132.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

分類学的位置付け

ナミヘビ科

参考文献

  • クリス・マティソン 2000 コーンスネーク, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. 72₋73.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

形態

成体の形質

胴体は細く、頭部の幅は狭い。頭とくびの境目ははっきりしている。オレンジや灰色黄褐色などの地に黒く縁取られた赤褐色から赤の斑紋が並び、腹部には暗色の市松模様がある。生息地によってある程度体色などに差がある。ただし、野生の個体ではそれほど大きな変異はない。

斑点同士がくっついて、1本の太い縞や不規則なジグザグ模様になっている型もある。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 コーンスネーク, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 212₋213.
  • クリス・マティソン 2000 コーンスネーク, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. 72₋73.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

ヒョウモンナメラ(E. situla)、ミドリネズミヘビ(E. triaspis)

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 コーンスネーク, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 132.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

生態

生息環境

松樹林、岩の多い丘陵の山腹に生息する。

参考文献

  • クリス・マティソン 2000 コーンスネーク, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. 72₋73.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

食性

トカゲ、鳥類、小型哺乳類を食べる。

参考文献

  • クリス・マティソン 2000 コーンスネーク, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. 72₋73.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

活動時間帯

基本的に夜行性である。

参考文献

  • クリス・マティソン 2000 コーンスネーク, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. 72₋73.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

産卵

一度に6~25卵を産む。最高30個の卵を産む。

参考文献

  • クリス・マティソン 2000 コーンスネーク, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. 72₋73.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 コーンスネーク, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 132.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

その他生態

野生のコーンスネークは樹上性ではないが、木登りがうまい。コーンスネークが木に登るのは餌動物を探すためである。

参考文献

  • クリス・マティソン 2000 コーンスネーク, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. 72₋73.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

関連情報

その他

ペットとして高い人気があり、飼育下で固定された色彩変異個体は品種(Cultivars)として出回っている。

その中には通称スノーコーンと呼ばれるアルビノ個体や、不完全アルビノ個体で黒色素をもたないもの(アメラニスティック型)、赤色素ないし橙色素をもたないもの(アネリスティック型、通称ブラックコーン)を含む。そのため、飼育下での品種や地域個体群の選別固定も非常に多く、1種のヘビとは思えないほどさまざまなカラーバリエーションを見ることができる。性質は総じて温和で、攻撃性は薄く扱いやすい。

幼体時や野生個体では怯えて尾を震わせたり、時折噛みついてくることもあるが、飼育するうちに慣れてしまうことがほとんどである。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 コーンスネーク, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 212₋213.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

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