Malayopython reticulatusの解説トップに戻る
Malayopython reticulatusの分類 Pythonidae
Malayopython reticulatusの概要 Malayopython

Malayopython reticulatus

【 学名 】
Malayopython reticulatus (Schneider, 1801)

基本情報

大きさ・重さ

全長:2.5~4.0 m 最大 10.0 m

参考文献

  • 2001 爬虫類と両生類の写真図鑑 - 書籍全体, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. .
  • 2005 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑 - 書籍全体, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2021-03-19 ハリリセンボン

分布

インド(ニコバル諸島)、インドネシア(スマトラ島からマルク諸島まで)、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスに分布している。

参考文献

  • 2001 爬虫類と両生類の写真図鑑 - 書籍全体, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. .
  • 2005 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑 - 書籍全体, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2021-03-19 ハリリセンボン

和名の解説

巨大な種で、灰色またはオリーブがかった緑色の地に黒色、黄色ないし明灰色の網目模様をもち、これが名の由来となっている。

参考文献

  • 2001 爬虫類と両生類の写真図鑑 - 書籍全体, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. .

最終更新日:2021-03-19 ハリリセンボン

形態

成体の形質

巨大な種で、灰色またはオリーブがかった緑色の地に黒色、黄色ないし明灰色の網目模様をもつ。オリーブがかった緑色、灰色、ないし明るい黄色の頭部には、背面中央に黒い縞があり、また橙色の眼からは2本の細長い縞が後方に伸びる。

瞳孔は縦長で、虹彩は鮮やかなオレンジ色である。

分布域が広いため、体色や模様は各島ごとにかなり異なる。胴は長さの割に細いが強力で、人間が殺されて飲み込まれた記録がいくつかある。

参考文献

  • 2000 ヘビ大図鑑 - 書籍全体, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. .
  • 2001 爬虫類と両生類の写真図鑑 - 書籍全体, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. .

最終更新日:2021-03-19 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

チモールニシキヘビ(Python timoriensis)

参考文献

  • 2001 爬虫類と両生類の写真図鑑 - 書籍全体, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. .

最終更新日:2021-03-19 ハリリセンボン

生態

生息環境

東南アジアの蒸し暑い熱帯多雨林、降雨林や森林、サバンナ、耕作地に生息する。

参考文献

  • 2000 ヘビ大図鑑 - 書籍全体, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. .
  • 2001 爬虫類と両生類の写真図鑑 - 書籍全体, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. .

最終更新日:2021-03-19 ハリリセンボン

食性

マウスやラット、ウサギやニワトリなどを食べる。他にも鳥類、まれに人間を食べる。

夜行性のハンターであり、たいがいは餌動物を待ち伏せして捕らえる。

参考文献

  • 2000 ヘビ大図鑑 - 書籍全体, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. .
  • 2005 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑 - 書籍全体, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2021-03-19 ハリリセンボン

産卵

卵生であり、一度に60個前後の卵を産む。最高100個に及ぶこともある。

参考文献

  • 2000 ヘビ大図鑑 - 書籍全体, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. .

最終更新日:2021-03-19 ハリリセンボン

その他生態

世界最大とも言われるほどの大きさを誇るが、アミメニシキヘビを見つけることは個体数の多い場所ですら難しい。理由として、まずカムフラージュ能力が非常に優れていることが挙げられる。

さらには昼間は深い茂みや木のうろでじっとしていたり、林床の堆積物に潜り込んでいたりしてあまり活動しないことなどが挙げられる。

参考文献

  • 2000 ヘビ大図鑑 - 書籍全体, クリス・マティソン(著) ヘビ大図鑑. 緑書房. .

最終更新日:2021-03-19 ハリリセンボン

関連情報

飼育方法

本種は人間ですら餌であり、大型個体を飼育する際には注意する。

輸入直後は低温に非常に弱く容易にマウスロットにかかってしまうので、ケージ内の温度は高めに設定する。

通常飼育下では 3.0~4.0 mくらいになる個体が多いが、最近になってインドネシアのタナジャンペア島やカユアディ島に生息する最大で全長が 2.5 mほどにしかならない「ドワーフレティック」と呼ばれる個体が輸入されるようになった。

ドワーフレティックは飼育下では 2.0 mを超えることは少なく、また樹上性傾向が大変強い。ただし大型化するタイプよりも飼育は難しい。

ドワーフレティック以外でも最近は本種の産地を細かく分けるようになった。

参考文献

  • 2005 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑 - 書籍全体, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2021-03-19 ハリリセンボン

その他

アナコンダ(Eunectes murinus)と世界最長のヘビの座を争う。政令で定める動物に指定されている。

幼体は樹上性傾向が強く枝を設置するとよく登る。知能はビルマニシキヘビよりも高いとされ、慣れた個体は名前を呼べば寄ってくるとまで言われている。ただし気性の荒い個体が多く、時間をかけても性格を矯正できない個体も多い。

参考文献

  • 2001 爬虫類と両生類の写真図鑑 - 書籍全体, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. .
  • 2005 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑 - 書籍全体, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2021-03-19 ハリリセンボン

種・分類一覧