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アオマダラウミヘビ(Laticauda colubrina)の分類 Elapidae
アオマダラウミヘビ(Laticauda colubrina)の概要 Laticauda

アオマダラウミヘビ(Laticauda colubrina)

【 学名 】
Laticauda colubrina (Schneider, 1799)

基本情報

大きさ・重さ

全長:80~150 cm
頭胴長:70~145 cm

参考文献

  • 高田榮一@大谷勉 2011 アオマダラウミヘビ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 163.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

分布

南西諸島沿岸。国外では東アジアからベンガル湾、オーストラリア、南太平洋まで分布する。

参考文献

  • 高田榮一@大谷勉 2011 アオマダラウミヘビ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 163.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

分類学的位置付け

有隣目 ヘビ亜目 コブラ科 エラブウミヘビ属

参考文献

  • 高田榮一@大谷勉 2011 アオマダラウミヘビ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 163.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

形態

成体の形質

体の背面の地色は淡灰青色もしくは明灰色で、幅の比較的狭い黒褐色の環帯が入る。腹板は幅広く、淡黄白色で、環帯は薄い暗色をしている。

背面からみて、吻端から眼上にかけて、黄白色の馬蹄形の斑紋が見られる。上唇板と下唇の一部は黄白色。吻端板は1枚でその後部に3枚の前額板がある。

尾は縦に扁平で先端は丸い。体鱗列数は銅の中央部で23、もしくは25列。腹板数は220~245枚、尾下板数は雄で37~47対、雌で30~35対ある。

【雌雄の区別】
体サイズに性差が見られ、雌は雄の頭胴長の3倍にも達することがある。また、相対的に雄の方が尾が太く、長くなり、尾下板数も多い。

参考文献

  • 高田榮一@大谷勉 2011 アオマダラウミヘビ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 163.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

卵の形質

卵は長径約 6.5 cm、短径約 3 cmの長楕円形をしている。

参考文献

  • 高田榮一@大谷勉 2011 アオマダラウミヘビ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 163.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

ヒロオウミヘビ

参考文献

  • マーク・オシー@ティム・ハリデイ 2001 アオマダラウミヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 162.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

生態

生息環境

開けた場所に生息し、サンゴ礁やマングローブ周辺の海岸に生息する。樹上に登っていた例もある。

参考文献

  • マーク・オシー@ティム・ハリデイ 2001 アオマダラウミヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 162.
  • 高田榮一@大谷勉 2011 アオマダラウミヘビ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 163.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

食性

ヒロオウミヘビ同様に、主にウナギ型の細長い体形の魚類を捕食するが、本種の場合はウツボ類が多くの割合を占める。

参考文献

  • 高田榮一@大谷勉 2011 アオマダラウミヘビ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 163.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

活動時間帯

昼夜共に活動し、休息などのために上陸する。

参考文献

  • 高田榮一@大谷勉 2011 アオマダラウミヘビ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 163.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

産卵

国内での本種の繁殖に関してはよく分かっていないが、西表島で7~8月に抱卵した雌が見つかっており、7~9月に産卵した記録がある。

孵化日数は約170日。孵化幼体の頭胴長は約 32 cmである。

参考文献

  • 高田榮一@大谷勉 2011 アオマダラウミヘビ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 163.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

特徴的な行動

陸上と水中の両方で活動する。本種はかなり陸上を移動する。

参考文献

  • 池田純 1996 アオマダラウミヘビ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 327.
  • マーク・オシー@ティム・ハリデイ 2001 アオマダラウミヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 162.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

その他生態

南西諸島では奄美諸島や沖縄諸島で少なく、宮古諸島、八重山諸島に多く見られる。

神経毒をもち、非常に強い毒であるが、噛みつくことはない。

参考文献

  • 池田純 1996 アオマダラウミヘビ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 327.
  • 高田榮一@大谷勉 2011 アオマダラウミヘビ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 163.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

種・分類一覧