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サバクイグアナ(Dipsosaurus dorsalis)の分類 Iguanidae
サバクイグアナ(Dipsosaurus dorsalis)の概要 Dipsosaurus

サバクイグアナ(Dipsosaurus dorsalis)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Dipsosaurus dorsalis (Baird & Girard, 1852)

基本情報

大きさ・重さ

全長 30~40 cm

参考文献

  • 松本通範 1996 サバクイグアナ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 31.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 サバクイグアナ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 69.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

分布

北米南西部(カリフォルニア・ネバダ・アリゾナ)、メキシコ北西部に分布する。

参考文献

  • 松本通範 1996 サバクイグアナ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 31.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 サバクイグアナ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 69.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

分類学的位置付け

イグアナ科(イグアナ亜科)

参考文献

  • 海老沼剛 2012 サバクイグアナ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 63.
  • 松本通範 1996 サバクイグアナ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 31.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

形態

成体の形質

がっしりした体つきで、長い尾と小さな頭をもつ。背面の鱗は細かい顆粒状で、背中線上にはやや大きな鱗が並ぶ。尾の比率が多いため、実質はより小さい印象を受ける。

体色は灰色、褐色、ピンク色、まだら状である。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 サバクイグアナ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 63.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 サバクイグアナ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 69.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

マルハナヒョウモントカゲ(Gambelia silus)

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 サバクイグアナ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 69.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

生態

生息環境

低木や岩があり、草のまばらに生えた砂漠地帯に棲む。

参考文献

  • 松本通範 1996 サバクイグアナ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 31.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

食性

ほぼ植物食性だが、昆虫、無脊椎動物や歯肉、自分の糞なども食べる。

参考文献

  • 松本通範 1996 サバクイグアナ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 31.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 サバクイグアナ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 69.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

活動時間帯

昼行性

参考文献

  • 松本通範 1996 サバクイグアナ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 31.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

生殖行動

交尾期は4~5月で、その頃の成体は腹側面がピンク色に発色する。

参考文献

  • 松本通範 1996 サバクイグアナ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 31.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

産卵

産卵期は6~8月で、一腹3~8卵を産む。卵は8~9月に孵化する。

参考文献

  • 松本通範 1996 サバクイグアナ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 31.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

特徴的な行動

地上棲で、地表の穴やブッシュなどの近くにおり、危険を感じるとそこへ逃げ込む。

参考文献

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

その他生態

熱にはほかのトカゲよりも耐性がある。

選好体温が高く、気温46℃の日中でも活動するが、このようなときは地表で休まずに低木の上のできるだけ涼しい日陰で休む。

参考文献

  • 松本通範 1996 サバクイグアナ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 31.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 サバクイグアナ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 69.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

関連情報

飼育方法

植物質を中心に摂餌するので、飼育下でも野菜や草を与えるが、時折コオロギなどの昆虫も給餌するとよい。

選好体温が高いため、スポットランプは大きめのものが必要である。

参考文献

  • 海老沼剛 2004 サバクイグアナ, 海老沼剛(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド:トカゲ①アガマ科&イグアナ科. 誠文堂新光社. 75.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

その他

流通するのは野生個体がほとんどである。

参考文献

  • 海老沼剛 2004 サバクイグアナ, 海老沼剛(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド:トカゲ①アガマ科&イグアナ科. 誠文堂新光社. 75.

最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン

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