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クビワトカゲ(Crotaphytus collaris)の分類 Crotaphytidae
クビワトカゲ(Crotaphytus collaris)の概要 Crotaphytus

クビワトカゲ(Crotaphytus collaris)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Crotaphytus collaris (Say, 1823)

基本情報

大きさ・重さ

全長:20~35 cm

参考文献

  • 海老沼剛 2012 クビワトカゲ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 65.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

分布

アメリカ合衆国中部から南部、メキシコ北部に分布する。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 クビワトカゲ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 65.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

亜種・品種

7亜種がある。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 クビワトカゲ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 65.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

分類学的位置付け

イグアナ科(クビワトカゲ亜科)

参考文献

  • 海老沼剛 2012 クビワトカゲ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 65.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

形態

成体の形質

名の通り首周りに黒い首輪状の帯び模様があり、頭部は大きめである。

体色は緑色、黄色ないし褐色で、多数の明色の斑点が散らばる。体色や模様にはかなりの変異があり、雌雄でも異なる。成熟した雄では喉の下面からわき腹にかけて青やオレンジが強く発色し、妊娠した雌では体側にオレンジ色のスポットや、幅の細い横帯が現れる。

口腔内は暗色をしている。

大きな頭と力強い顎、地上を走ったり、岩や木に登ったりするための長い肢をもち、細長い尾はバランスをとるのに役立つ。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 クビワトカゲ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 65.
  • マーク・オシー@ティム・ハリデイ 2001 クビワトカゲ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 68.
  • 松本通範 1996 クビワトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 29.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

幼生の形質

孵化直後の幼体は全長 9 cm弱になる。

参考文献

  • 松本通範 1996 クビワトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 29.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

アミメクビワトカゲ(Crotophytus reticulatus)

参考文献

  • マーク・オシー@ティム・ハリデイ 2001 クビワトカゲ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 68.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

生態

生息環境

灌木や岩のある、乾燥した日当たりのよい場所に生息する。

参考文献

  • 松本通範 1996 クビワトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 29.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

食性

大型の無脊椎動物や小型のトカゲなどを捕食する。花やベリーなどを食べることもある。

参考文献

  • マーク・オシー@ティム・ハリデイ 2001 クビワトカゲ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 68.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

産卵

雌は7~8月頃に、一度に1~12卵を産む。

参考文献

  • 松本通範 1996 クビワトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 29.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

その他生態

本種は属中でも北部に分布する種で、通常、国内に「クビワトカゲ」の名で流通するのは本種(主に基亜種トウブクビワトカゲ C. c. collaris)である。

機敏で警戒心が強い。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 クビワトカゲ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 65.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

関連情報

飼育方法

選好体温が高いので、飼育下では高温のバスキングスポットを設ける。比較的大きな餌でも食べてしまう。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 クビワトカゲ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 65.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

その他

クビワトカゲ亜科(Crotaphytinae)は岩の多い乾燥地に適応したイグアナ科のグループで、独立した科とされることも多い。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 クビワトカゲ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 65.

最終更新日:2020-06-25 ハリリセンボン

種・分類一覧