- 解説一覧
- ナイルオオトカゲ(Varanus niloticus)について

基本情報
- 大きさ・重さ
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150~160 cm。実際は全長 150 cm以下の場合がほとんどである。
最大全長は 200 cmを越すアフリカ最大のトカゲである。
参考文献
- 海老沼剛 2012 ナイルオオトカゲ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 161.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン
- 分布
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アフリカ大陸(北部及びサハラ砂漠を除く)
参考文献
- 松本通範 1996 ナイルオオトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 65.
最終更新日:2021-01-18 ハリリセンボン
- 亜種・品種
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2亜種が知られている。
・V. n. niloticus
アフリカ産の亜種で、前後肢の間で黄色の斑紋が6~9列並ぶ。
・V. n. ornatus
西アフリカの亜種で、斑紋が3~5列しかない。
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ナイルオオトカゲ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 100.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン
- 人間との関係
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オオトカゲ科
参考文献
- 松本通範 1996 ナイルオオトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 65.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン
形態
- 成体の形質
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鼻孔は丸く眼と吻端の中間にある。暗灰色あるいは黒の地に明色の斑紋が帯状に横に並ぶ。成熟すると斑紋は目立たなくなる。
胴は細長く、頭は尖り、長く隆起した尾は泳ぐのに適している。
アフリカ大陸西部の熱帯雨林のものは別亜種(ornatus)に分類され、舌の色が薄いことや背部の明色の斑紋の幅が狭いことが特徴とされている。
参考文献
- 松本通範 1996 ナイルオオトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 65.
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ナイルオオトカゲ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 100.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン
- 幼生の形質
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幼体は腹面が黄色く、背面は黒くて胴には黄色の斑紋が散在し、尾には黄色の横帯がはいる。
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ナイルオオトカゲ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 100.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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河川や湖沼など水場があればあらゆる環境に生息し、住宅街に出没することもある。
参考文献
- 松本通範 1996 ナイルオオトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 65.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン
- 食性
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幼体期は昆虫類を捕食するが、成長すると貝類や甲殻類を中心に食べるようになる。
成長に伴って甲殻類や貝類を食するために歯が丸く変化するといわれる。
参考文献
- 海老沼剛 2012 ナイルオオトカゲ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 161.
- 松本通範 1996 ナイルオオトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 65.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン
- 活動時間帯
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昼
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ナイルオオトカゲ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 100.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン
- 産卵
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一度に20~60卵を産む。
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ナイルオオトカゲ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 100.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン
- その他生態
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よく水に入り、泳ぎも上手い。生息地によっては夏季や冬季に気温が極端に高くなったり低くなると、休眠する。
参考文献
- 松本通範 1996 ナイルオオトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 65.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン
関連情報
- 飼育方法
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幼体は斑紋が美しく魅力的だが、性質や行動は粗暴であり飼育にはかなり広く立体的な空間が必要である。
参考文献
- 松本通範 1996 ナイルオオトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 65.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン
- その他
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ノドジロオオトカゲ(V. albigularis)、サバンナオオトカゲ(V. exanthematicus)及びイエメンオオトカゲ(V. yemensis)に近縁とされナイルオオトカゲ亜属(Polydaedalus)に分類されることもある。
参考文献
- 松本通範 1996 ナイルオオトカゲ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 65.
最終更新日:2020-06-11 ハリリセンボン