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マレーガビアル(Tomistoma schlegelii)の分類 Crocodylidae
マレーガビアル(Tomistoma schlegelii)の概要 Tomistoma

マレーガビアル(Tomistoma schlegelii)

危急 (VU)

【IUCN】絶滅の危険が増大している種

【 学名 】
Tomistoma schlegelii (Müller, 1838)

基本情報

大きさ・重さ

体長:4~5.5 m

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 マレーガビアル, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 195.

最終更新日:2020-07-02 ハリリセンボン

分布

ボルネオ、スマトラ、マレー半島に分布する。

参考文献

  • 長坂拓也 1996 マレーガビアル, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 159.

最終更新日:2020-07-02 ハリリセンボン

保全の取り組み

インドネシアでは法律により保護され、マレーシアでは部分的な地区ごとに保護している。

参考文献

  • 長坂拓也 1996 マレーガビアル, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 159.

最終更新日:2020-07-02 ハリリセンボン

分類学的位置付け

クロコダイル科

参考文献

  • 長坂拓也 1996 マレーガビアル, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 159.

最終更新日:2020-07-02 ハリリセンボン

人間との関係

本種の減少は過剰な狩猟と生息地の環境破壊などが原因である。

存続が非常に危ぶまれる種で、タイ南部の個体群は既に絶滅した可能性があり、マレーシア個体群も絶滅に近い状態である。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 マレーガビアル, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 195.
  • 長坂拓也 1996 マレーガビアル, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 159.

最終更新日:2020-07-02 ハリリセンボン

形態

成体の形質

吻は極端に細長く、吻に畝はない。体色は暗褐色で、背中には不明瞭な黒い横帯がある。ほかのワニ類にはない黄褐色の瞳をもつ。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 マレーガビアル, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 195.
  • 長坂拓也 1996 マレーガビアル, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 159.

最終更新日:2020-07-02 ハリリセンボン

卵の形質

卵は 9.7~12 cm×6.4 cmである。

参考文献

  • 長坂拓也 1996 マレーガビアル, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 159.

最終更新日:2020-07-02 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

・インドガビアル(G. gangeticus)
吻部がよりゆるやかに細まる点、インドガビアルの雄の吻端に見られる球根状のこぶがあらわれない点が異なる。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 マレーガビアル, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 195.

最終更新日:2020-07-02 ハリリセンボン

生態

生息環境

淡水の川、湖、沼などに生息する。

参考文献

  • 長坂拓也 1996 マレーガビアル, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 159.

最終更新日:2020-07-02 ハリリセンボン

食性

主に魚類を捕食し、そのほか、脊椎動物を好む。

参考文献

  • 長坂拓也 1996 マレーガビアル, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 159.

最終更新日:2020-07-02 ハリリセンボン

産卵

産卵は乾季に行われ、孵化日数75~90日ほどで、雨季に孵化する。産卵数は20~60卵。

枯れ葉を約 60 cmの高さに積み上げて、川の近くの木陰に巣塚を作る。その巣内温度は28~33℃ほどである。

参考文献

  • 長坂拓也 1996 マレーガビアル, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 159.

最終更新日:2020-07-02 ハリリセンボン

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