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ホウセキカナヘビ(Timon lepidus)の分類 カナヘビ科(Lacertidae)
ホウセキカナヘビ(Timon lepidus)の概要 Timon

ホウセキカナヘビ(Timon lepidus)

近危急種 (NT or LR/nt)

【IUCN】現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種

【 学名 】
Timon lepidus (Daudin, 1802)

基本情報

大きさ・重さ

全長:60~80 cm  

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ホウセキカナヘビ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 127.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ホウセキカナヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 89.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

分布

イベリア半島、イタリア北西部、フランス南部、スペイン、ポルトガルに分布している。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ホウセキカナヘビ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 127.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ホウセキカナヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 89.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

亜種・品種

4亜種あるが、同亜種内でも地域などによって色彩などの変異が著しい。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ホウセキカナヘビ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 127.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

分類学的位置付け

カナヘビ科

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ホウセキカナヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 89.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

形態

成体の形質

体格はがっしりしており、成体では背に黄緑と黒、白などの虫食い模様が表れ、体側面には鮮やかな青色の斑紋が並ぶ。

体鱗はほぼ滑らかである。腹面には横に細長い鱗が体軸方向に列を成して並んでおり、本種ではその列が8か10である。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ホウセキカナヘビ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 89.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ホウセキカナヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 89.
  • 松本通範 1996 ホウセキカナヘビ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 53.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

幼生の形質

幼体はオリーブがかった緑色で、黒色で縁取られた多くの白斑で覆われる。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ホウセキカナヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 89.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

キタアフリカホウセキカナヘビ(Lacerta pater)

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ホウセキカナヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 89.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

生態

生息環境

開けた森林やブドウ園、オリーブ林、荒地や岩場、藪地に生息する。他の動物が掘った地上の穴、岩の隙間などに棲んでいる。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ホウセキカナヘビ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 127.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ホウセキカナヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 89.
  • 松本通範 1996 ホウセキカナヘビ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 53.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

食性

昆虫を主食とするが、食性は幅広く、他のトカゲ、小哺乳類のほか果実もよく食べる。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ホウセキカナヘビ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 127.
  • 松本通範 1996 ホウセキカナヘビ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 53.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

活動時間帯

昼行性

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ホウセキカナヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 89.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

産卵

一度に4~6卵を産む。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ホウセキカナヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 89.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

特徴的な行動

茂みの中で危険を感じて逃げる際、特に大型個体は大きな音を立てる。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ホウセキカナヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 89.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

その他生態

大型になるカナヘビ類で、大陸部ヨーロッパでは最大のトカゲである。最大記録では全長 90 cmに達したものがあるとされている。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ホウセキカナヘビ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 127.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

種・分類一覧