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ムーアカベヤモリ(Tarentola mauritanica)の分類 Phyllodactylidae
ムーアカベヤモリ(Tarentola mauritanica)の概要 Tarentola

ムーアカベヤモリ(Tarentola mauritanica)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Tarentola mauritanica (Linnaeus, 1758)

基本情報

大きさ・重さ

・体長:10~15 cm 

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ムーアカベヤモリ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 63.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

分布

ヨーロッパ南部、北アフリカ、カナリア諸島に分布する。イベリア半島では内陸部にもみられる。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ムーアカベヤモリ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 63.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

別名・方言名

先の尖った粒状鱗に全身を覆われている姿から、クロコダイルゲッコーの呼び名がある。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ムーアカベヤモリ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 103.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

分類学的位置付け

ヤモリ科

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ムーアカベヤモリ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 103.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

形態

成体の形質

ヨーロッパ最大のがっしりした灰褐色のヤモリである。体は扁平で広く、頭部も幅が広い。結節状鱗は、とげのように見える。幅広い指には接着性の指下板があり、第3・4指の先端には小さな爪もある。胴体背面の基色は黄褐色から灰色で、崩れた帯状や網目状の模様が入る。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ムーアカベヤモリ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 63.
  • 松本通範 1996 ムーアカベヤモリ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 23.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

ムーアサバクカベヤモリ(Tarentola deserti)

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ムーアカベヤモリ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 63.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

生態

生息環境

温暖で乾燥した沿岸部、地中海沿岸部の砂漠や荒れ地に生息する。岩場や古い建造物の壁、廃墟などでよく見られる。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ムーアカベヤモリ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 103.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ムーアカベヤモリ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 63.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

食性

餌は昆虫やクモ、小型のトカゲなどである。夜間に民家の灯りに集まり、飛んでくる昆虫類を捕食する。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ムーアカベヤモリ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 63.
  • 松本通範 1996 ムーアカベヤモリ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 23.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

活動時間帯

夜行性。夜間は地上でも行動する。寒い時期には日光浴も行うらしい。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ムーアカベヤモリ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 103.
  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ムーアカベヤモリ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 63.
  • 松本通範 1996 ムーアカベヤモリ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 23.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

生殖行動

雄は交尾の際、小さな鳴き声をあげたり、頭や尾を軽く振ったりして雌の気を促す。

参考文献

  • 松本通範 1996 ムーアカベヤモリ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 23.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

産卵

4~7月頃、雌は一腹2卵を岩の裂け目に、もしくは浅く地面を掘って産む。孵化日数は気温条件により変化し、35~84日というデータがある。

参考文献

  • 松本通範 1996 ムーアカベヤモリ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 23.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

関連情報

飼育方法

個体間の闘争が激しいため、複数種を同居させる場合は個体数と同数以上のシェルターを用意する。

参考文献

  • 海老沼剛 2012 ムーアカベヤモリ, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 103.

最終更新日:2020-04-27 ハリリセンボン

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