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ナンダ (Ptyas mucosa)の分類 Colubridae
ナンダ (Ptyas mucosa)の概要 Ptyas

ナンダ (Ptyas mucosa)

【 学名 】
Ptyas mucosa (Linnaeus, 1758)

基本情報

大きさ・重さ

体長:1.5~1.8 m 最大 3.2 m 

参考文献

  • 山田和久 2005 ナンダ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

分布

中国揚子江より以南と台湾から南へはインドシナ半島、マレー半島を経てインドネシアのスマトラ島とジャワ島まで。西はトルクメニスタンやイラン辺りまで分布する。

参考文献

  • 山田和久 2005 ナンダ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

保全の取り組み

大型個体はもちろん本種の生息数は激減しており、現在中国では保護されている。

参考文献

  • 山田和久 2005 ナンダ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

分類学的位置付け

ナミヘビ科 ナンダ属

参考文献

  • 山田和久 2005 ナンダ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

人間との関係

中国では美味なことから食用として乱獲されている。

参考文献

  • 山田和久 2005 ナンダ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

形態

成体の形質

胴の前部は褐色で、後ろにいくにつれて暗帯がはいる。頭部は大きく褐色で、吻端は黄色、唇板は緑の黒い黄色をしている。眼は大きく、瞳孔は丸い。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ナンダ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 151.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

アメリカ大陸に生息しているインディゴスネークに似ている。

参考文献

  • 山田和久 2005 ナンダ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

生態

生息環境

降雨林から開けた森林までさまざまな環境に生息する。人家の付近でも見られる。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ナンダ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 151.
  • 鳥羽通久 1996 ナンダ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 105.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

食性

マウスやラットなどの哺乳類や鳥類、カエルやトカゲやヤモリなどを食す。

このヘビは、絞め殺し型の捕食者ではなく、押さえつけて食べる。

参考文献

  • 鳥羽通久 1996 ナンダ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 105.
  • 山田和久 2005 ナンダ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

活動時間帯

昼間活発に動き回る。

参考文献

  • 鳥羽通久 1996 ナンダ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 105.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

産卵

卵生で、一度に6~18卵を産み、2ヵ月で孵化する。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ナンダ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 151.
  • 鳥羽通久 1996 ナンダ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 105.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

特徴的な行動

威嚇をするときには、体を持ち上げて首を扁平にする。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ナンダ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 151.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

その他生態

主に地上性だが、まれに木などにも登り、隠れ場となる穴を探すこともある。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ナンダ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 151.

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

関連情報

飼育方法

幼体はカエルやトカゲなどを好むが、比較的容易にマウスに餌付けすることができる。

環境の変化によるストレスに非常に弱いため、輸入直後や入手直後は落ち着かせるようにして、必要以上にメンテナンスなどを行わないようにする。

参考文献

  • 山田和久 2005 ナンダ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

その他

現地採集個体でアルビノ個体や白化したリューシスティック個体や、黄化したザンティック個体なども輸入されている。

参考文献

  • 山田和久 2005 ナンダ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2020-10-09 ハリリセンボン

種・分類一覧