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コキンチョウ(Erythrura gouldiae)の分類 カエデチョウ科(Estrildidae)
コキンチョウ(Erythrura gouldiae)の概要 Erythrura

コキンチョウ(Erythrura gouldiae)

【 学名 】
Erythrura gouldiae (Gould, 1844)

基本情報

大きさ・重さ

・成鳥全長:全長 13 ㎝

参考文献

最終更新日:2020-06-12 キノボリトカゲ

分布

オーストラリア北部にのみ分布。

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最終更新日:2020-06-12 キノボリトカゲ

生息状況

コキンチョウは1950年代の数百万羽からたえず減少し、2500羽以下に減少してしまった。

これは、ペットとして捕獲されたことのほか、乱開発や過放牧、好ましくない火事管理によって採食環境が失われたことが主因である。

寄生性のダニの媒介する感染症もこの種には絶滅への大きな脅威である。

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最終更新日:2020-06-12 キノボリトカゲ

保全の取り組み

飼育されたものから野生の繁殖集団を確立しようと試みられている。

しかし、色彩の突然変異した鳥が飼育されている割合が高いため遺伝的浮動が起こるほか、飼育下の鳥は自分自身の世話ができなかったり、病気にかかりやすかったりする。

ほかの保全活動には生息環境を整えるために家畜を追い出したり、生態系への火事管理を研究したりすることなどがある。

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最終更新日:2020-06-12 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

スズメ目 カエデチョウ科

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人間との関係

華やかな色彩の羽色で、飼い鳥としても人気が高い。

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最終更新日:2020-06-12 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

雌雄ほぼ同色。頭は赤色で黒色・淡青色の帯に囲まれ、後頭から背・翼は緑色、腰・上尾筒は青色、尾羽は黒色。

胸は紫色で、それ以下の下面は黄色。嘴は白色で先端は赤色。(吉井, 2005)

顔の色は赤か黒のほかにもっと希少なオレンジ色型があり、どの変異も独特である。

大部分を占めるのは黒い顔の鳥である。(バードライフインターナショナル, 2009, 461)

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生態

生息環境

草地および疎林に生息する。

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食性

草上または地上で草の種子を採食。

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ライフサイクル

オーストラリア内陸部の草が枯れて根だけが残る冬の乾季には、海岸に向かって移動し、降雨とともに戻る。

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産卵

樹洞またはシロアリの塚に不出来な巣をつくる。いくつかのつがいが接近したり、ときには同じ樹洞を利用して営巣することもあるようだ。

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子育て

繁殖期には主に昆虫を採餌し、空中で捕まえて、4~8羽の雛に給餌することも多い。

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種・分類一覧