- 解説一覧
- コキンチョウ(Erythrura gouldiae)について

基本情報
- 生息状況
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コキンチョウは1950年代の数百万羽からたえず減少し、2500羽以下に減少してしまった。
これは、ペットとして捕獲されたことのほか、乱開発や過放牧、好ましくない火事管理によって採食環境が失われたことが主因である。
寄生性のダニの媒介する感染症もこの種には絶滅への大きな脅威である。
参考文献
最終更新日:2020-06-12 キノボリトカゲ
- 保全の取り組み
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飼育されたものから野生の繁殖集団を確立しようと試みられている。
しかし、色彩の突然変異した鳥が飼育されている割合が高いため遺伝的浮動が起こるほか、飼育下の鳥は自分自身の世話ができなかったり、病気にかかりやすかったりする。
ほかの保全活動には生息環境を整えるために家畜を追い出したり、生態系への火事管理を研究したりすることなどがある。
参考文献
最終更新日:2020-06-12 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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雌雄ほぼ同色。頭は赤色で黒色・淡青色の帯に囲まれ、後頭から背・翼は緑色、腰・上尾筒は青色、尾羽は黒色。
胸は紫色で、それ以下の下面は黄色。嘴は白色で先端は赤色。(吉井, 2005)
顔の色は赤か黒のほかにもっと希少なオレンジ色型があり、どの変異も独特である。
大部分を占めるのは黒い顔の鳥である。(バードライフインターナショナル, 2009, 461)
参考文献
最終更新日:2020-06-12 キノボリトカゲ