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ヨウム(Psittacus erithacus erithacus)の分類 Psittacus
ヨウム(Psittacus erithacus erithacus)の概要 コイネズミヨウム(Psittacus erithacus)

ヨウム(Psittacus erithacus erithacus)

【 学名 】
Psittacus erithacus erithacus Linnaeus, 1758

基本情報

大きさ・重さ

・成鳥全長:体長 33 ㎝

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最終更新日:2020-06-17 キノボリトカゲ

分布

アフリカ中部。シエラレオネから東はケニアおよびタンザニア北西部。

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生息状況

町の近くでは罠にかかるなどして減少しているが、多くの地域では数が豊富。

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保全の取り組み

ワシントン条約附属書Ⅰに掲載

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和名の解説

和名は西洋のオウムの意か。

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分類学的位置付け

オウム目 インコ科

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人間との関係

しばしばトウモロコシ畑を食害する。人の言葉の真似がうまく、ヨーロッパではそれを楽しむために多く飼われ、飼育下でも繁殖する。

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形態

成鳥の形質

全身がほぼ灰色。腰は灰白色。上・下尾筒と尾は赤く、眼の周囲は白く裸出。嘴と足は黒色。尾は短い。

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生態

生息環境

低地の森林、林の散在するサバンナ、マングローブ林。

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食性

日中はサバンナに出て草の種子やアブラヤシなどの木の実を食べる。

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ライフサイクル

ガボン東部では、5000羽以上ものヨウムの大群が毎晩決まったねぐらに集まり、ギネアアブラヤシの葉に止まって眠る。

それ以外の場所ではねぐらはもっと小規模だが、それでも1本の木に100羽以上の鳥を見かけるのが普通である。

朝になると小グループに分かれ、たいていは決まった道筋をたどって雨林地帯で採食し、夕方ねぐらに戻り、盛んに鳴き交わす。

ゆったりしたコロニーで繁殖し、つがいはそれぞれ1本の木を占有して木のうろに2~4個の卵を産む。

抱卵は雌の仕事だが、雛は雌雄が協力して育てる。

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産卵

産卵数は3~5個で、樹上の高いところの洞に産卵する。雌が30日にわたって抱卵するが、その間は雄に給餌を受ける。

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その他生態

インコ類はいまでは一般に、鳥類ではもっとも知能の高い科の1つと考えられているが、会話をするヨウムの能力はそれを裏付ける証拠となっている。

飼育下の1羽のヨウムのもつ語彙は500語以上も記録されている。

中には自分で言葉や句を正しく発明してコミュニケーションしている(人間と同じ方法で言語を使う)鳥もいる。

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関連情報

その他

亜種のコイネズミヨウム P. e. timned はコートジボアール付近に分布し、やや小型で灰色が濃く、尾の赤色も暗色。この亜種は物まねが下手という。

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種・分類一覧