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- モモイロインコ(Eolophus roseicapilla)について

モモイロインコ(Eolophus roseicapilla)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Eolophus roseicapilla (Vieillot, 1817)
基本情報
- 生息状況
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全バタンインコ類のなかで、最も普通に見られる鳥である。
ヨーロッパからの植民により恩恵を受けた数少ない種のひとつで、森林の開墾、農作物の栽培、水源の確保などに呼応するように、生息地と生息数を増やしてきた。
参考文献
最終更新日:2020-06-16 キノボリトカゲ
- 人間との関係
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人によくなれるため、飼い鳥として日本にも輸入された。(吉井, 2005)
穀物を食べるため、オーストラリアの農家にとっては害鳥である。(Perrins, 1996, 164)
参考文献
最終更新日:2020-06-16 キノボリトカゲ
形態
生態
- ライフサイクル
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つがいは一生そいとげ、巣穴を外敵から守る。抱卵と子育ては雌雄が協力して行う。
巣立ったばかりの雛は、保育園さながらに樹上に100羽ほども集まって、親鳥が食物をくわえて戻ってくるのを首を長くして待つ。
6~8週間もすれば雛も自分で採食できるようになり、親鳥は換羽のため姿を消す。
幼鳥は、最初の2~3年は繁殖しないもの同士で大きな群れをつくって、あちこちを放浪する。
参考文献
最終更新日:2020-06-16 キノボリトカゲ
- その他生態
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英名の Galah はアボリジニーの呼び名であるが、いまのオーストラリアでは「愚か者」や「大ばか者」の意味である。
この種のふざけているような行動から生まれたのであろう。
例えば、枝や電線から1本足で逆さにぶら下がったり、群れでは争うか向き合って金切り声をあげたりすることがよくある。
参考文献
最終更新日:2020-06-16 キノボリトカゲ