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シロガシラ(Pycnonotus sinensis)の分類 ヒヨドリ科(Pycnonotidae)
シロガシラ(Pycnonotus sinensis)の概要 シロガシラ属(Pycnonotus)

シロガシラ(Pycnonotus sinensis)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Pycnonotus sinensis (Gmelin, 1789)

基本情報

大きさ・重さ

全長 約 18.5 ㎝。

参考文献

  • 吉井正 2005 シロガシラ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 270.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

分布

旧北区分布型。中国中南部、ベトナム北部、台湾に分布し、日本では南西諸島の沖縄本島南部と八重山諸島に留鳥として見られる。希少種に指定。

参考文献

  • 中村登流 1995 シロガシラ, 中村登流、中村雅彦(著) 原色日本野鳥生態図鑑:陸鳥編. 保育社. 78.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

学名の解説

種小名は中国産のという意味

参考文献

  • 吉井正 2005 シロガシラ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 270.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

別名・方言名

台湾では白頭翁(ペタコ)ともいう。

参考文献

  • 吉井正 2005 シロガシラ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 270.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

スズメ目 ヒヨドリ科

参考文献

  • 吉井正 2005 シロガシラ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 270.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

雌雄同色。頭は黒色で、眼の後方から後頭が白色。頬に白色の小斑がある。喉は白色。

背は緑灰色で、翼・尾は黄緑色を帯びる。腹は褐色を帯びた白色。足は黒色。

参考文献

  • 吉井正 2005 シロガシラ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 270.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

卵の形質

淡紫色に赤紫色や褐色の斑点のある卵

参考文献

  • 吉井正 2005 シロガシラ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 270.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

生態

生息環境

雑木林、林緑、人家の庭木、サトウキビ畑などにすみ、枯れ枝や電線にもよく止まる。とくに藪を好む。

参考文献

  • 中村登流 1995 シロガシラ, 中村登流、中村雅彦(著) 原色日本野鳥生態図鑑:陸鳥編. 保育社. 78.
  • 吉井正 2005 シロガシラ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 270.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

食性

果実食で、ガジュマル、ビロウ、リュウキュウコクタン、ハマイヌビワなどの果実を食べる。

昆虫も食べ、飛翔中のものを、電線や灌木のてっぺんから飛びついて捕らえる(清棲, 1978)。

参考文献

  • 中村登流 1995 シロガシラ, 中村登流、中村雅彦(著) 原色日本野鳥生態図鑑:陸鳥編. 保育社. 78.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

ライフサイクル

繫殖は3~8月、中心は4~7月、一夫一妻で繁殖する。詳しい繁殖行動はまだわかっていない。

巣づくりは雌だけで行うらしく、雌が巣材を集めたり巣内に入っている間、雄は雌についてまわり、その上方でサブソングをし続け、翼をあおるディスプレイをする(中村の観察)。

1巣卵数は3~4個。

参考文献

  • 中村登流 1995 シロガシラ, 中村登流、中村雅彦(著) 原色日本野鳥生態図鑑:陸鳥編. 保育社. 78.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

特徴的な行動

番が出会うと激しく戦うので、おそらくなわばり分散をしているのであろう。

非繁殖期には小群をつくることがあり、集合して騒ぐこともある。

参考文献

  • 中村登流 1995 シロガシラ, 中村登流、中村雅彦(著) 原色日本野鳥生態図鑑:陸鳥編. 保育社. 78.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

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