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キマユムシクイ(Phylloscopus inornatus)の分類 ムシクイ科(Phylloscopidae)
キマユムシクイ(Phylloscopus inornatus)の概要 ムシクイ属(Phylloscopus)

キマユムシクイ(Phylloscopus inornatus)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Phylloscopus inornatus (Blyth, 1842)

基本情報

大きさ・重さ

・嘴峰:9-10 mm
・翼長:雄 55-61.5 mm 雌 51-58 mm
・跗蹠:16-19 mm
・尾長:36.5-44 mm
・体重:5.5-9 g
・卵:長径 13-16 mm × 短径 10.3-12 mm 平均長径 14.8 mm × 11.2 mm 重量 8-10 g

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最終更新日:2020-05-26 キノボリトカゲ

分布

旧北区分布型。ユーラシア大陸東半分の高緯度地方で繁殖し、冬はインド、東南アジアに渡って過ごす。

日本ではあまり多くない旅鳥で、とくに西南部では少ないが、沖縄県では少数が越冬する。

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学名の解説

種小名は、飾りのないという意味。

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分類学的位置付け

スズメ目 ウグイス科

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形態

成鳥の形質

【雄】
額から後頸までは暗オリーブ緑褐色で、頭の中央には緑黄色の不明瞭な頭央線が縦走しているが、ときにはこれを欠くものもある。

眼先は暗色で、その上部から後頭まで白色または淡黄色の眉斑がある。

肩羽・背・腰・上尾筒はオリーブ緑色で、腰と上尾筒は緑色勝ちである。

初列風切、次列風切は暗褐色で、外弁には緑黄色の縁があり、内弁は白色を帯びている。

羽換したときには羽端に白色の縁がある。三列風切は暗褐色で、クリーム黄色の幅の広い縁がある。

大、中雨覆はオリーブ緑色で、羽端には緑白色の幅の広い縁があり、2条の翼帯をなしている。

小雨覆はオリーブ緑色、初列雨覆・小翼羽は暗褐色である。尾はオリーブ緑色である。

嘴色は暗褐色の角色、下嘴の基部は黄色を帯びたオレンジ色。

虹彩は暗褐色。脚色は淡緑褐色、趾は暗褐色を帯びている。

【雌】
雄より小型である。

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幼鳥の形質

体の上面は褐色勝ちで、全体に暗色を帯び、体の下面は白色勝ちである。

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卵の形質

卵は白色の地に赤褐色の微細な小斑点と、灰鼠色の微細な小斑点とが散在し、斑点は鈍端の方に密在するのが常である。

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生態

生息環境

渡り期には海岸や島嶼のマツ林でよく見られる。

繁殖地では必ずしも針葉樹林にいるわけではなく、低山帯から亜高山帯の下生えのツツジ類が多いカバノキ林やヤナギ林、モミ林やヒマラヤスギ林など、いろいろな林にいる(清棲, 1978)

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食性

マツ林では、樹冠部の小枝や葉の多いところで活発に小枝の間を渡り歩きながら採食し、鞘翅目や双翅目などの昆虫が主要食である。

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鳴き声

主として灌木や喬木の梢にとまってピシ、ピシ、ピシ、ピシ、ピシ、ピシ、ピシ、ピシと繰り返して囀る。

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産卵

繁殖地では6~8月ごろに営巣・産卵する。

巣は地上の木の根の間、腐食した木の株、落ち枝の中、蘚類の中などに雌雄共同でつくり、入り口は側方を向いている。

1巣卵数は5~6個(Dement’ev et al., 1968)。なわばり分散や繫殖についての詳しい記載はない。

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種・分類一覧