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マミジロキビタキ(Ficedula zanthopygia)の分類 ヒタキ科(Muscicapidae)
マミジロキビタキ(Ficedula zanthopygia)の概要 キビタキ属(Ficedula)

マミジロキビタキ(Ficedula zanthopygia)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Ficedula zanthopygia (Hay, 1845)

基本情報

大きさ・重さ

・嘴峰:10-12 mm
・翼長:雄 68-75 mm 雌 66-70 mm
・跗蹠:15-19 mm
・尾長:雄 44-50 mm 雌 42-47 mm
・体重:12-15 g
・卵:長径 16.5-18.2 mm × 短径 12.3-14 mm 

参考文献

最終更新日:2020-05-26 キノボリトカゲ

分布

ウスリー地方、モンゴル、ロシア南東部・中国北東部や朝鮮半島で繫殖し、マレー半島で越冬。

日本では数少ない旅鳥として、主に日本海側で見られる。

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学名の解説

種小名は黄色い尻の意味。

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分類学的位置付け

スズメ目 ヒタキ科

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最終更新日:2020-05-26 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

【雄】
キビタキの雄に酷似するが、額側から眼の上まで走る眉斑は純白色で、頭上から上背までは純黒色、下背・腰は鮮黄色、体の下面は鮮黄色である。

風切羽・尾羽はキビタキとほとんど同様であるが、三列風切の外縁に白色縁が必ずある点が異なる。嘴は黒褐色。

【雌】
キビタキの雌に類似するが、額から背までの体の上面はオリーブ暗緑色、腰は鮮黄色である。

腮以下の体の下面は黄白色で、腮から胸までの各羽には暗色の細い縁があり、胸から上には波形の斑紋が一面に散在している。

風切羽はマミジロキビタキ雄の風切羽にやや類似して暗褐色で、大雨覆の内側のみは白色で、三列風切の外縁には白色の縁がある。

尾羽は黒褐色である。

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最終更新日:2020-05-26 キノボリトカゲ

幼鳥の形質

【幼鳥】
上面はオリーブ緑色で淡黄色の斑点があり、最内側の大雨覆と腰には淡黄色斑がある。

尾と翼羽は褐色で、各羽にはオリーブ色の縁があり、雨覆羽の先には黄色斑がある。

下面は汚白色で、各羽には暗灰色の縁がある。

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卵の形質

卵は白色または赤味がかった白色の地に、赤褐色および灰菫色の大小の斑点が散在する。

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似ている種 (間違えやすい種)

キビタキ

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生態

生息環境

川沿いの広葉樹林に生息。

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最終更新日:2020-05-26 キノボリトカゲ

産卵

産卵期は5月下旬から6月頃で、1巣卵数は5-6個で、ときには7個の例がある。

河畔、湖畔、林緑などの叢林に営巣する。巣は樹洞中にあり、キビタキの巣と同様である。

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最終更新日:2020-05-26 キノボリトカゲ

種・分類一覧