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スズメフクロウ(Glaucidium passerinum)の分類 フクロウ科(Strigidae)
スズメフクロウ(Glaucidium passerinum)の概要 Glaucidium

スズメフクロウ(Glaucidium passerinum)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Glaucidium passerinum (Linnaeus, 1758)

基本情報

大きさ・重さ

・全長:150~190 mm
・翼長:99.5~101 mm
・尾長:62~63 mm 
・露出嘴峰:12~12.5 mm
・跗蹠:15.5~16 mm

参考文献

最終更新日:2020-10-21 キノボリトカゲ

分布

バイカル湖付近からレナ河中流および上流地方・トランスバイカリア・中国東北部・ウスリー地方・アムール地方を経てカラフトまで分布する。

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分類学的位置付け

フクロウ目 フクロウ科

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最終更新日:2020-10-21 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

【雌成鳥】
(冬羽)額から後頭までは帯褐灰色で汚白色の小円形斑を散布している。

頸側および後頸の羽毛は帯褐灰色で各羽は2個の淡バフ色斑を有するため、不完全ながら淡バフ色の後頸輪を形成している。

背・肩羽・腰および上尾筒も帯褐灰色で汚白色斑が散在する。

尾は暗褐色で汚白色の鮮明な横帯6本を有する。尾形は角尾に近い浅い円尾。

風切は暗褐色で内縁および外縁にバフ白色の斑点が並び、両者を淡い横帯が連絡している。

初列雨覆は暗褐色。大雨覆および中雨覆は風切に似るが外弁の先端に近く大白斑がある。小雨覆は背と同色である。

顔盤の発達は低い。眼先・腮および頬は白色、眼先と腮の羽毛は先端が黒く毛状をなす。

耳羽は暗褐色に白斑がある。喉の上部は白色で各羽の先端は暗褐色、喉の下部は白色。

胸の上部は暗褐色で各羽の基部は白く、不完全な胸帯を現わす。下胸以下は白色で、下腹以外には顕著な暗褐色の縦斑がある。

跗蹠および趾には白色の羽毛を密生している。換羽は不明。

嘴は蝋黄色で基部は緑色を帯びる。爪は角黒色、虹彩は黄色。

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最終更新日:2020-10-21 キノボリトカゲ

幼鳥の形質

成鳥に似るが、背面の地色は赤褐色味に富み、白斑はほとんど見えないほど不明瞭であり、また下面の縦斑は成鳥のものより広いという。

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最終更新日:2020-10-21 キノボリトカゲ

卵の形質

白色無斑紋、無光沢の卵。

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生態

生息環境

針葉樹林や混交林に生息する。

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食性

小鳥、特にカラ類を嗜食するが、ネズミや昆虫をも食べる。

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鳴き声

ウソのようなフィーという声を繰り返す。

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特徴的な行動

4月下旬および5月にキツツキの古巣そのほかの樹洞内に4~8個の卵を産下する。

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種・分類一覧