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カワセミ(Alcedo atthis)の分類 カワセミ科(Alcedinidae)
カワセミ(Alcedo atthis)の概要 カワセミ属(Alcedo)

カワセミ(Alcedo atthis)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Alcedo atthis (Linnaeus, 1758)

基本情報

大きさ・重さ

成鳥全長 :17 cm
成鳥翼開長:24.2~25.5 cm

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最終更新日:2021-04-05 ハリリセンボン

渡り区分

留鳥

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分布

ユーラシア大陸の熱帯から亜寒帯まで幅広い分布域を持つ。

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和名の解説

漢字で「翡翠」と書くように、ヒスイのような美しい体色をしていることから「飛ぶ宝石」とも呼ばれる。

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別名・方言名

ヒスイ、青い宝石、古くはソニドリ(翠鳥、鴗)。

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分類学的位置付け

ブッポウソウ目 カワセミ科

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人間との関係

都市に生きるカワセミにとって、一番の問題は巣穴を作る場所である。年か瀬には巣を掘れるような「崖」はなかなかない。

場所によっては川や池から1キロ前後も離れた里山の崖などに巣を作る場合もある。

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形態

成鳥の形質

上面は青緑色で、額から後頭は羽の先端近くに青い斑がある。耳羽後方に白斑がある。背から上尾筒は光沢のある鮮やかな青色をしており、尾は青い。

胸と腹は橙褐色で喉は白く、足は鮮やかな赤色をしている。雄は嘴が黒い。雌は下嘴基部寄り半分が橙色を呈する。

上面は角度や光条件で光沢のある緑~青色(構造色:羽毛にある微細な構造が特定の光を反射して鮮やかな色彩を作り出す。光源と見る方向によって色は変化に富む)

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幼鳥の形質

胸や腹は灰色味がかる。足は黒色味が強い。

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生態

生息環境

全国の標高 900 mぐらいまでの河川、湖沼、湿地、小川、用水などの水辺に生息し、ときには海岸や島嶼に生息することもある。水辺の土質の崖に、くちばしを使って自力で 50~100 cmぐらいの深さの巣穴を掘る(仁部、1979)。

水辺からかなり離れた崖を利用することもある。

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食性

餌は主に川魚で 3~7 cmぐらいのウグイ、オイカワを食べるが、ザリガニ、エビ、カエルなども食べる。

育雛初期には 2 cmの小さな魚を雛に与えるが、育雛後期には親が食べる大きさの魚を与える。

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鳴き声

「チーッ」「チッチッチッ」

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特徴的な行動

水際の枝や護岸、杭などに止まって獲物を探す。水面近くを直線的に飛翔、ホバリングで狙う。

捕らえた魚を、くちばしに横にくわえたまま枝や棒杭に強く叩きつけて殺し、一息に頭から呑み込んでしまう。不消化物をペリットとして吐き出す。完全に水中に潜って捕食するため、水に入ると瞬膜が閉じ、眼を保護する。

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その他生態

カワセミ科の鳥は体の割に頭が大きく、胴部はがっしりとして脚と首は短い。また、第2̪趾、第3趾、第4趾の基部が癒合した合趾足をもつ。ヤマセミのように崖に巣を作る種の合趾足は、巣穴から崖下に土をはじき飛ばすスコップのような役割を果たす。

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関連情報

その他

高速で列車がトンネルに侵入すると、空気鉄砲のようにトンネル内の空気が圧縮され、トンネルの出口でドカーンと大きな騒音が発生する。この音を小さくするのに最も適した先端形状が研究され、実験や計算の結果から円すいあるいは四角すい、すなわちカワセミのくちばしの形がよいことが明らかになった。

新幹線の先端をカワセミのくちばしに似た形状にすることで、走行抵抗を30%減らし、またトンネルを通るときに発生する騒音を解決することに成功している。

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種・分類一覧