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オウチュウ(Dicrurus macrocercus)の分類 オウチュウ科(Dicruridae)
オウチュウ(Dicrurus macrocercus)の概要 オウチュウ属(Dicrurus)

オウチュウ(Dicrurus macrocercus)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Dicrurus macrocercus Vieillot, 1817

基本情報

大きさ・重さ

・全長:27~28.5 ㎝

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最終更新日:2020-05-26 キノボリトカゲ

分布

イラン南東部からインド・中国・東南アジアにかけて、低地から標高 1220 mまでの広範囲に分布する。

イラン南東部からアフガニスタン・インド・ジャワ島・バリ島では留鳥。中国(西部と北西部を除く)と台湾では夏鳥。

中国南部からインドシナ・マレー半島では冬鳥。日本では九州以南から迷鳥としての記録がある

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亜種・品種

マダガスカルオウチュウ D. forficatus
クロオウチュウ D. adsimilis
コモロオウチュウ D. fuscipennis
カザリオウチュウ D. paradiseus
マヨットオウチュウ D.waldenii
テリハオウチュウ D. atripennis
カンムリオウチュウ D. hottentottus
パプアオウチュウ Chaetorhynchus papuensis
など20亜種

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分類学的位置付け

スズメ目 オウチュウ科

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形態

卵の形質

白色の地に褐色の小点がある。

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生態

生息環境

開けた地域、道端、農耕地、二次林、多雨林の林緑、海岸のやぶ地、マングローブ林に生息する。

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食性

飛翔中の昆虫を捕食する。森林や草地の火事の際には逃げ出す昆虫を捕らえるために多数が集まる。

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鳴き声

音楽的な声や口笛のような声などさまざま。一部の種はものまねをする。

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特徴的な行動

すばやく採食している鳥にねらいをつけると、彼らは敏捷な急転や旋回でその鳥を容赦なく追い立てて、獲物をあきらめさせてしまう。

オウチュウはしばしばその獲物を空中で回収し、それからとまり場へ静かに戻り、そこで足で昆虫を押さえたまま、かぎ状の嘴で小片に引き裂く。

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最終更新日:2020-05-26 キノボリトカゲ

その他生態

冬には集まって大きな塒をつくる。地上 4~12 mの枝先に広くて浅い椀形の巣をつくり、2~5卵産む。

セグロカッコウとオニカッコウに托卵される。

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種・分類一覧