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ハギマシコ(Leucosticte arctoa)の分類 アトリ科(Fringillidae)
ハギマシコ(Leucosticte arctoa)の概要 ハギマシコ属(Leucosticte)

ハギマシコ(Leucosticte arctoa)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Leucosticte arctoa (Pallas, 1811)

基本情報

大きさ・重さ

・嘴峰:10~12 mm
・翼長:97~112 mm
・跗蹠:19~22 mm
・尾長:62~75 mm
・体重:26~30 g
・卵:長径 22 mm × 短径 15 mm

参考文献

  • 清棲幸保 1955 ハギマシコ, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅰ. 講談社. 74-75.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

分布

全北には群れが現れる。シベリア東部からカムチャッカ半島、北アメリカ大陸北西部の山地で繫殖し、冬鳥として日本に渡来する。

西南日本では少ないが、四国の山地、北海道の大雪山や利尻島、日高山脈では夏も生息し、大雪山では巣材をくわえているものや巣立ち直後の給餌される幼鳥も観察されたが、巣は確認されていない(松岡・阿部, 1972:Fujimaki et al, 1979)。

参考文献

  • 中村雅彦 1995 ハギマシコ, 中村登流、中村雅彦(著) 原色日本野鳥生態図鑑:陸鳥編. 保育社. 230.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

別名・方言名

英名では Asian Rosy-finch ともいう。

参考文献

  • 吉井正 2005 ハギマシコ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 380.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

スズメ目 アトリ科

参考文献

  • 吉井正 2005 ハギマシコ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 380.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

【雄】
額・頭上・後頭・耳羽は灰色で、各羽の基部は黒色、次は銀白色である。

額・頭上の各羽縁は暗色で、後頭・耳羽の各羽縁は褐色または薔薇色である。

眼先・腮・喉・胸は灰黒色で、各羽縁は薔薇色または褐色を帯びた銀灰色である。

後頸は赤錆色を帯びた褐色で、擦り切れたものでは羽縁は白色を呈する。

肩羽・背は暗褐色で、淡褐色の縁がある。腹は薔薇色で、各羽の基部は灰黒色、次は銀灰色、羽縁は薔薇色で、全体として薔薇色の鱗形をなしている。

下尾筒は白色で、各羽縁は薔薇色、中央には黒色の軸斑がある。

翼は黒褐色で、初列風切・次列風切・大、中、小雨覆、初列雨覆には薔薇色を帯びた灰白色の細い縁がある。

次列風切の内側のものには褐白色の細い縁がある。三列風切には褐白色の幅の広い縁がある。

腋羽は薔薇色を帯びた白色、下雨覆は薔薇色の縁をもった白色である。

尾は黒褐色で薔薇色を僅かに帯びた灰白色の細い縁がある。

嘴色は淡褐色、冬季は先端暗色、夏季は先端暗褐色、虹彩は紅褐色、脚色は黒色、脛羽は灰白色。

【雌】
雄より全体に淡色である。

参考文献

  • 清棲幸保 1955 ハギマシコ, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅰ. 講談社. 74-75.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

幼鳥の形質

【幼鳥】
頭・頸・上背・腰および喉以下の下面はすべて一様な暗灰褐色で、下背は少し暗色縦斑がある。

翼の雨覆および風切の羽縁はすべて淡褐色で、ただ小雨覆の羽縁のみ淡薔薇色である。

腰および下面には全く薔薇色がない。嘴および脚は成鳥冬羽と同じ。

【第1回冬羽】
幼鳥は8月初旬より換羽に入り、風切および尾羽をも全部更新する。新羽は雌成鳥冬羽に酷似するも、雄にあっては胸以下に灰色を帯る薔薇色を現す。

【第2回冬羽】
幼鳥は第2年の秋季の換羽で成鳥の羽衣となると考えられる。

参考文献

  • 山階芳麿 1980 ハギマシコ, 山階芳麿(著) 日本の鳥類と其生態Ⅰ. 出版科学総合研究所. 156-159.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

卵の形質

卵は白色無斑で、形は長卵形。

参考文献

  • 清棲幸保 1955 ハギマシコ, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅰ. 講談社. 74-75.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

生態

生息環境

崖や岩場の周辺を好む鳥で、北日本では崖のある海岸で、中部日本では岩場や崖壊地のある山地で見られることが多いため、しばしばイワヒバリとまちがわれる。

平地の河原や草原、山地や山間の開けた荒れ地や草地にも集まる。

参考文献

  • 中村雅彦 1995 ハギマシコ, 中村登流、中村雅彦(著) 原色日本野鳥生態図鑑:陸鳥編. 保育社. 230.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

食性

採餌は主に地上で行い、はね歩いたり両脚を交互にして歩いたりして、イネ科やタデ科の種子を食べる。

参考文献

  • 中村雅彦 1995 ハギマシコ, 中村登流、中村雅彦(著) 原色日本野鳥生態図鑑:陸鳥編. 保育社. 230.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

ライフサイクル

繁殖期は6~8月、1巣卵数は3~5個、一夫一妻で繫殖する。

参考文献

  • 中村雅彦 1995 ハギマシコ, 中村登流、中村雅彦(著) 原色日本野鳥生態図鑑:陸鳥編. 保育社. 230.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

鳴き声

チッ、チッ、チッと地啼きし、飛翔中や地上で餌を啄んでいるときにも啼く。

参考文献

  • 清棲幸保 1955 ハギマシコ, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅰ. 講談社. 74-75.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

特徴的な行動

繁殖期には番がなわばり分散をするが、冬は常に群れて行動し、小群、ときには数百羽の大群で大きな波形を描きながら移動する。

本州中部以北、北海道では大群が見られる。

参考文献

  • 中村雅彦 1995 ハギマシコ, 中村登流、中村雅彦(著) 原色日本野鳥生態図鑑:陸鳥編. 保育社. 230.

最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ

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