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オナガフクロウ(Surnia ulula)の分類 フクロウ科(Strigidae)
オナガフクロウ(Surnia ulula)の概要 Surnia

オナガフクロウ(Surnia ulula)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Surnia ulula (Linnaeus, 1758)

基本情報

大きさ・重さ

・全長:36~41 ㎝

参考文献

最終更新日:2020-05-26 キノボリトカゲ

分布

北アメリカ・ユーラシアの亜寒帯に分布。留鳥性であるが、冬季に南下することがある。

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分類学的位置付け

フクロウ目 フクロウ科

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形態

成鳥の形質

尾が長くタカ類に似る。淡色の顔は周囲を黒く太く縁取られ、羽角はない。虹彩は黄色。

上面は暗褐色に淡色の斑点。下面は白色に太い暗色横斑がある。

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生態

生息環境

開けた林に生息。

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食性

夏には獲物はほとんど小さなハタネズミばかりで、たまにほかの哺乳類や小型の鳥を食べる程度だが、冬になると鳥の割合が増える。

北方にすむほかのフクロウ類同様、生息数は獲物が手に入りやすいかどうかで大きく変わることがある。

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活動時間帯

フクロウとしては珍しく昼間活動する習性がある。

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生殖行動

求愛では、雄は食べ物をもってくることで雌に気に入られようとする。

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産卵

一般に樹洞に営巣し、キツツキ類の古巣をよく使うが、巣箱にもすぐに入る。産卵数は5~13個。

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子育て

雌が巣に残って抱卵し、雄が狩りをして食べ物を捕る。

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特徴的な行動

見晴らしのいい高いところから獲物を狙い、地上近くを飛んでは再び高いところへ上る。

また、上空高くをゆっくり飛んだりホバリングしたりして、獲物が見つかると急降下して捕らえる。

木の洞や鳥の古巣を利用して営巣。日中も活動する。

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最終更新日:2020-05-26 キノボリトカゲ

その他生態

北国の森にすむフクロウ類の他種同様に、繁殖の成功率は獲物のハタネズミやレミングなどに依存している。

それによって、年ごとになわばりも移される。

渡りはしないが、小型のネズミ類の数が少ない年には何年もすんでいた生息地よりずっと南で暮らす。

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最終更新日:2020-05-26 キノボリトカゲ

種・分類一覧