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アメリカワシミミズク(Bubo virginianus)の分類 フクロウ科(Strigidae)
アメリカワシミミズク(Bubo virginianus)の概要 ワシミミズク属(Bubo)

アメリカワシミミズク(Bubo virginianus)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Bubo virginianus (Gmelin, 1788)

基本情報

分布

カナダ北部のツンドラ地帯を除く南北アメリカに分布

参考文献

最終更新日:2020-05-22 キノボリトカゲ

生息状況

身体が大きく分布域も広いので、フクロウ科のなかでも最もよく見かける部類に入る。

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亜種・品種

多くの亜種に分かれ、大きさも色もさまざまである。

亜種の中でも高緯度の高地にすむものが最大で、熱帯の低地林や砂漠のものが最も小さい。

湿地林に生息する亜種が最も色が濃く、砂漠あるいは1年の大半を雪に覆われる地方にすむものはずっと色が薄い。

また、羽色には胸がオレンジ色のものと白いものと2系統がある。

B. v. virginianus:北アメリカ東部に分布。色が濃い。

B. v. pallescens:アリゾナおよびメキシコ北西部の砂漠に生息。淡色。

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分類学的位置付け

フクロウ目 フクロウ科

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形態

成鳥の形質

大きな羽角がある。羽色は灰褐色で、背面に斑模様が、下面に縞模様があり、日中のねぐらで見つかりにくい。顔は赤褐色で顎と喉が白い。

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似ている種 (間違えやすい種)

ワシミミズク

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生態

生息環境

寒帯~熱帯の低地から高木限界に至る落葉樹または針葉樹林。大草原、砂漠、農地、ときには都市郊外。

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食性

主に小型の哺乳類や鳥類を獲物とするが、それに加えて無脊椎動物、魚類、両生類、爬虫類などさまざまなものを食べる。

獲物の大きさも、大きめの昆虫からジャックウサギやスカンク、ライチョウに至るまで幅広い。

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鳴き声

あたりに響きわたるような声で続けて鳴く。吠えたり唸ったり叫んだりなどの鳴き方もひと通りできる。

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産卵

産卵場所は変化に富むが、タカやカラス、カササギが放棄した小枝でつくった巣を利用することが多い。

木々や岩の大きな空洞に営巣することもある。

ときには開け放した農場の建物など、人工の建築物やさらには地面に直接卵を産むことさえある。

一腹の卵数は普通2~3個で色は白。

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子育て

抱卵は雌の仕事で約32日かかる。雛は生後5~6週間で離巣するが、うまく飛べるようになるのは9~10週間たってからである。

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種・分類一覧