- 解説一覧
- ソデグロヅル(Grus leucogeranus)について
基本情報
- 大きさ・重さ
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・嘴峰:177~190 mm
・翼長:595~632 mm
・跗蹠:255~287 mm
・尾長:205~243 mm
・卵:長径 92.7~101.3 mm × 短径 54.6~63.2 mm 平均長径 97.1 mm × 短径 61 mm
参考文献
- 清棲幸保 1954 ソデグロヅル, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅲ. 講談社. 864-865.
最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ
- 分布
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旧北区。シベリアのオビ川流域とインジギルカ川下流域の2箇所で繁殖し、西の個体群はカスピ海沿岸やインド北部で、東の個体群は中国で越冬する。
インドで越冬する個体群は、ヒマラヤ山脈を越えてわたる。
世界的に絶滅の恐れのあるツル類の一種で、日本にはごくまれな冬鳥として渡来し、鹿児島県出水市荒崎、北海道、石川県、島根県、沖縄県で記録された。
参考文献
- 中村雅彦 1995 ソデグロヅル, 中村雅彦、中村登流(著) 原色日本野鳥生態図鑑:水鳥編. 保育社. 206.
最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ
- 学名の解説
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種小名はギリシャ語で白いツルの意味。
参考文献
- 吉井正 2005 ソデグロヅル, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 305-306.
最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ
- 分類学的位置付け
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ツル目 ツル科
参考文献
- 吉井正 2005 ソデグロヅル, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 305-306.
最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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【雌雄同色】
額および頭上と顔の前半部、顎より上部および眼の周囲は赤色の皮膚が裸出し、その大部分には赤狐色の剛毛が散在し、その周囲付近には黒色の剛毛が生えている。
頭部のほかの部分は純白色である。全身は純白色で、翼の大部分と尾も純白色である。
初列風切と初列雨覆は黒色で、次列風切の第1羽から第3羽、または第4羽までの内外弁には黒褐色の斑がある。
三列風切は細長く、初列風切より 60~70mm 位長い。嘴色は赤色、虹彩は淡黄色、脚色は赤色かまたは赤肉色。
参考文献
- 清棲幸保 1954 ソデグロヅル, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅲ. 講談社. 864-865.
最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ
- 卵の形質
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卵は淡褐色、クリーム褐色などの地に暗褐色の斑紋や斑点と灰鼠色の斑点とが散在する。
参考文献
- 清棲幸保 1954 ソデグロヅル, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅲ. 講談社. 864-865.
最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ
生態
- 食性
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ゆっくり歩きながら首を下げて種子や根茎をついばむ。
参考文献
- 中村雅彦 1995 ソデグロヅル, 中村雅彦、中村登流(著) 原色日本野鳥生態図鑑:水鳥編. 保育社. 206.
最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ
- ライフサイクル
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5~6月ころ、タイガ地帯北部からツンドラ地帯の湿地や湖沼の水辺に営巣し、2卵を産む。
参考文献
- 吉井正 2005 ソデグロヅル, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 305-306.
最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ
- 鳴き声
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クル、クルー、クル、クルーと優しい声で啼く。
参考文献
- 清棲幸保 1954 ソデグロヅル, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅲ. 講談社. 864-865.
最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ
- 特徴的な行動
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広濶な湿地に降りて、両脚を交互にして静かに歩みつつ餌をあさる。
飛翔時には翼を緩慢に羽搏いて飛翔し、長い頸を真っ直ぐに前方に延ばし脚を後方に長く引くが、頸や脚を体の水平面よりやや下方にするのが常である。
群飛するときにはV字形に並ぶ。休むときには片脚で立ち、頭を後方に向け長い頸を折り曲げて嘴を背羽の間に入れて眠る。
樹上にとまることはない。
参考文献
- 清棲幸保 1954 ソデグロヅル, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅲ. 講談社. 864-865.
最終更新日:2020-05-29 キノボリトカゲ