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ダルマワシ(Terathopius ecaudatus)の分類 タカ科(Accipitridae)
ダルマワシ(Terathopius ecaudatus)の概要 Terathopius

ダルマワシ(Terathopius ecaudatus)

近危急種 (NT or LR/nt)

【IUCN】現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種

【 学名 】
Terathopius ecaudatus (Daudin, 1800)

基本情報

大きさ・重さ

・全長:55~65 ㎝

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最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

分布

アフリカのサハラ以南で、西部の森林を除いた地域に分布。

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最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

生息状況

サバンナや藪の多い平原に生息。

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和名の解説

英名 Bateleur は「綱渡り芸人」を意味するフランス語で、絶えず右、左とバランスを取りながら高速で滑空する飛び方に由来する。

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最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

タカ目 タカ科

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最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

雌は次列風切羽が黒色ではなくて灰色である以外は雄に似ている。成鳥の背面は赤味のある栗色なのが典型だが、少数はクリーム色が強い。

飛翔のシルエットも独特で、翼は不釣り合いなほど長くて幅があり、細い先端がそり返った弓のような形をしている。

頭部は太く、尾羽は極端に短い。

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最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

幼鳥の形質

幼鳥はほとんど褐色でいくらか白い斑があり、顔の裸域は淡緑色である。

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卵の形質

卵にはクリーム色がかった白色に茶褐色斑がある。

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最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

生態

食性

ヘビなどの爬虫類やアンテローブの幼獣、ハトなどを捕まえる。

またの野火などが起こると炎の近くで待ち構え、飛び出してくる爬虫類・両生類や昆虫などを捕食。

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最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

ライフサイクル

完全に成熟するのに7~8年かかる。巣は見通しのいい枝に大きな枝でつくる。

産卵数は1個で、およそ8週間にわたって雌だけが抱卵する。

巣立ちまではさらに3~4ヵ月かかる。成鳥は同じ相手と生涯つがい、同じ巣を何年も使う。

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最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

生殖行動

繁殖期には曲芸的な求愛飛行を行い、高速の追跡や急降下、ときには360度の側転までする。

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産卵

産卵期はマラウィで3~6月、ザンビアで12月初旬からで、樹上の巣に1卵を産む。

主に雌が42~43日抱卵し、孵化後90~125日で独立する。

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最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

関連情報

その他

ほぼ1日中、空にいることが多い。

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最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

種・分類一覧