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- ヒゲワシ(Gypaetus barbatus)について

ヒゲワシ(Gypaetus barbatus)
【IUCN】現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種
- 【 学名 】
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Gypaetus barbatus (Linnaeus, 1758)
基本情報
形態
- 成鳥の形質
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ハゲワシ類の大型種で、尾羽の基部から顎まで前(下)面はオレンジ色だが、背の上部や翼は白い。顔も白く、黒いアイマスク様の模様がある。
参考文献
最終更新日:2020-05-22 キノボリトカゲ
生態
- 食性
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シャモア、ヤギ、ヒツジなどの死肉のほか、ネズミ、ノウサギなどの生きた小動物を捕食。
死骸の骨も好み、長い骨を上空から岩上に落として砕き、丸いのみ状の舌で骨髄を引き出して食べる。
参考文献
最終更新日:2020-05-22 キノボリトカゲ
- ライフサイクル
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巣は断崖の岩棚に造ることが多く、直径 1.5~2.4 m、厚さ 10~60 ㎝、ときにはその厚さが 1 mを越すこともある。
繁殖期は12~1月。1~2卵産み、抱卵は雌のみが56~58日行う。雛は約3か月以上も巣の中に止まるが、孵化後約5週間で飛べるようになる。
その後も親鳥と暮らし、5~6歳になって親鳥のテリトリーから去る。
参考文献
最終更新日:2020-05-22 キノボリトカゲ
- 特徴的な行動
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翼が細長く尾も長いので、飛んでいると巨大なハヤブサのようにも見える。
滑空能力は無類でいかにも楽々と飛行しているように見え、1日の大半を空で過ごす。
参考文献
最終更新日:2020-05-22 キノボリトカゲ