• 解説一覧
  • カリフォルニアコンドル(Gymnogyps californianus)について
カリフォルニアコンドル(Gymnogyps californianus)の解説トップに戻る
カリフォルニアコンドル(Gymnogyps californianus)の分類 コンドル科(Cathartidae)
カリフォルニアコンドル(Gymnogyps californianus)の概要 Gymnogyps

カリフォルニアコンドル(Gymnogyps californianus)

近絶滅種 (CR)

【IUCN】ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの

【 学名 】
Gymnogyps californianus (Shaw, 1797)

基本情報

大きさ・重さ

・全長:約 1.2 m
・翼開張:約 3.2 m
・体重:8~14 ㎏
・卵:120~102×71~63 ㎜

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

分布

アメリカのカリフォルニア州南部のシエラネバダ山脈に生息。国際保護鳥。

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

生息状況

カリフォルニアコンドルの減少を引き起こしたのが何であるか明らかではないが、毒殺と銃殺を含む迫害が主な要因と思われる。

一時は20羽ほどまで減少し絶滅に瀕したが、その後動物園での飼育・繁殖が成功し、現在は野生復帰凍帯を含めて200羽ほどに回復してきている。

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

保全の取り組み

これまで、最もお金がかかる保護活動を受けたコンドルである。

1987年に絶滅寸前で救出され、激しい議論のなか、野生化で生き延びていた27羽すべてが捕獲されて飼育下に移され、2010年までに野生化での187羽を含む400羽まで個体数が回復した。

重要な保護対策として生息地での鉛玉使用を禁止することがあげられる。

狩猟で死んだ死体を食べることで鉛の小片を取り込み蓄積し、数年かけて重金属中毒になってしまうからである。

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

別名・方言名

アンデスコンドル

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

タカ目 コンドル科

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

羽色は黒褐色で頭は黄色の裸出した皮膚でおおわれる。嘴はバラ色、頸には明るい灰色の部分があり、裸出した赤紫色の皮膚がある。

翼下面の雨覆は白く、ほかの部分は黒褐色。

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

生態

生息環境

岩塊高地の低木林および森林

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

食性

ほかのコンドルより大型動物の死体を食べ、骨までも食べてしまうといわれる。シカ・ヒツジ・リス・ウマなどをおそって食べることもある。

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

ライフサイクル

雄は頭を上下に動かし、大きな翼を広げたりする求愛行動を行い、交尾して巣に入る。

淡緑色みがかった白色の卵を1個産み、抱卵は42~50日。巣立ちするには4か月から4か月半かかり、飛べるまでには5か月を必要とする。

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

産卵

薄い緑色の卵を1個産む。

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

子育て

飛べるまで5か月かかる。

参考文献

最終更新日:2020-05-25 キノボリトカゲ

種・分類一覧