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コウライアイサ(Mergus squamatus)の分類 カモ科(Anatidae)
コウライアイサ(Mergus squamatus)の概要 ウミアイサ属(Mergus)

コウライアイサ(Mergus squamatus)

準危急種 (EN)

【IUCN】近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの

【 学名 】
Mergus squamatus Gould, 1864

基本情報

大きさ・重さ

全長 52~62 ㎝

参考文献

  • 吉井正 2005 コウライアイサ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 212.

最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

分布

旧北区分布型。ユーラシア大陸極東部のウスリーから中国東北部のごく限られた地域のみで繫殖し、冬は中国南部に渡って過ごす。

地球上のごく一部に限定される遺存種である。希少種に指定されている。

日本では最近、少数が冬鳥として河川や湖沼に現れることが分かった。

1986年岐阜県羽島郡の木曽川で発見されたが、ここでは1984年から生息が知られていた(伊藤, 1987)。

それ以来、新潟、静岡、岡山、宮崎、鹿児島などの各県で次々と記録された。

参考文献

  • 中村登流 1995 コウライアイサ, 中村雅彦、中村登流(著) 原色日本野鳥生態図鑑:水鳥編. 保育社. 16.
  • 吉井正 2005 コウライアイサ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 212.

最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

カモ目 カモ科

参考文献

  • 吉井正 2005 コウライアイサ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 212.

最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

生殖羽は頭部が緑色光沢のある黒色で、頭頂から後頭に細長い羽が長くのびた冠羽があり、後頭のものは非常に長い。

頸と背は黒色。翼は黒色で、次列風切・大雨覆・中雨覆は白色で、雨覆の先端には黒色の線がある。

胸から下面は白色で、脇には灰黒色の粗いうろこ模様があり、腰・上尾筒まで続き、腰・上尾筒では斑は密になる。

尾は暗灰色。嘴は細長く赤色で先端は黄色みを帯びる。足は橙赤色。虹彩は褐色。

非生殖羽は雌に似るが、翼は生殖羽と同じで、脇にうろこ模様が残る。雌は頭部が赤褐色で短い羽冠があり、背は暗灰褐色。

喉から下面は白色で、後頸と頸側から脇には灰黒色のうろこ模様があり、体側で最も粗く明瞭になり、腰から上尾筒まで続く。

参考文献

  • 吉井正 2005 コウライアイサ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 212.

最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

生態

生息環境

繁殖期は亜寒帯針葉樹林にある流れの早い川や渓流などに生息し、冬季は流れの穏やかな川や大きな湖で生息する。海岸には近づかない。

参考文献

  • 吉井正 2005 コウライアイサ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 212.

最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

食性

食性に関する情報はほとんどないが、ほかのアイサ類と同様に魚を食べると考えられる。

参考文献

最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

ライフサイクル

繁殖期は4~8月だが、まだ十分な記録はない。樹洞に巣をつくる。冬は単独、番、小群で現れる。

2月下旬に雄の求愛ディスプレイが見られ、くちばしを垂直方向に向け、首を真直ぐに伸ばす。

参考文献

  • 中村登流 1995 コウライアイサ, 中村雅彦、中村登流(著) 原色日本野鳥生態図鑑:水鳥編. 保育社. 16.

最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

産卵

春、樹洞に営巣し、10個程の卵を産む。繫殖情報は少ない。

参考文献

  • 吉井正 2005 コウライアイサ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 212.

最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

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