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ヌマスギ(Taxodium distichum)の分類 Cupressaceae
ヌマスギ(Taxodium distichum)の概要 Taxodium

ヌマスギ(Taxodium distichum)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Taxodium distichum (L.) Rich.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:20~50 m
・幹径:3 m

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最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

生活形

・針葉樹、落葉高木

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花期

5月

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分布

北米南部諸州(オハイオ、ルイジアナ、フロリダ)、メキシコに分布。世界の各地に植栽されている。

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原産地

北米南部

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学名の解説

属名は Taxus(イチイ)に葉が似ていることから。種小名 distichum は2列生の、という意味。

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和名の解説

秋、葉色が暗橙褐色に変わり、葉を羽状につけた側枝ごと落ちるため。

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別名・方言名

ヌマスギ(沼杉)、アメリカスイショウ、ニレツバスイショウ

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分類学的位置付け

スギ科 ヌマスギ属

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人間との関係

観賞用として庭園や公園の水辺に植栽され、湿地の造林にも使われる。

材は耐久性があり、建築、船舶、枕木、温室材、桶、屋根板などに用いる。

心材は黄褐色から暗褐色まで変化がある。気乾比重約 0.50。

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形態

葉の形質

葉は長さ 5~10 ㎝で脱落性の短枝に、互生に2列生し、線状皮針形、鋭尖頭、長さ 1~1.7 ㎝、幅 0.1 ㎝。

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茎(幹)の形質

幹は直立。樹皮は赤褐色を呈する。樹冠はピラミッド状をなし、野生では広がって傘状となる。

大枝は水平に開出、先端やや下垂。若枝は緑色、のちに光沢ある褐色となる。

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花の形質

雌雄異株、雄花はらせん形に並ぶ葯より頂生、雌花は枝先に単立か双生する。

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果実の形質

球果は小枝の先につき、球形、長さ 2~3 ㎝、暗褐色に熟す。

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種子の形質

種子は不稔性のものが多い。

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生態

生育環境

日の当たる沼地や海岸などの、湿潤で肥沃な場所や石灰岩地域に自生する。

壌質土でよく生育し、耐湿性が強く、耐乾性もある。強せん定に耐える。

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その他生態

繁殖は実生かさし木による。

手入れはとくに必要ないが、ときおり落葉期に密生した枝の整理を行うとよい。

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関連情報

病害虫

赤枯れ病、オオミノガ、チャノヒメハダニ

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種・分類一覧