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Pueraria montana var. lobataの分類 Pueraria
Pueraria montana var. lobataの概要 Pueraria montana

Pueraria montana var. lobata

【 学名 】
Pueraria montana var. lobata (Willd.)Sanjappa & Pradeep

基本情報

生活形

多年草。

山野でふつうにみられる大型のつる性半低木で、基部木質、上部草質となる。

参考文献

  • 1961 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類 - 書籍全体, 北村四郎、村田源(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類. 保育者. .
  • 大橋広好 1982 マメ科, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. pp. 186-212.

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

花期

8月~9月

参考文献

  • 大橋広好 1982 マメ科, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. pp. 186-212.

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

分布

温帯、暖帯:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、満州(南部)、中国、フィリピン、インドネシア、ニューギニアに分布している。

沖縄島や北アメリカに帰化している。

参考文献

  • 1961 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類 - 書籍全体, 北村四郎、村田源(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類. 保育者. .
  • 大橋広好 1982 マメ科, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. pp. 186-212.

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

和名の解説

大和国吉野の国栖という地名に由来する。

参考文献

  • 大橋広好 1997 クズ, 立石庸一、星川清親(著) 植物の世界4,種子植物 双子葉類4. 朝日新聞社. pp. 262-263.

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

分類学的位置付け

クズ属 マメ科

参考文献

  • 1961 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類 - 書籍全体, 北村四郎、村田源(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類. 保育者. .

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

人間との関係

クズは秋の七草として『万葉集』をはじめとする多くの歌集や文学作品に登場し、古くから食料、薬、衣料、飼料などに広く利用されてきた。

葉は牛馬の飼料とし、北アメリカでもそれに利用している。古代には茎の皮で布を織った。立木にまとって、かぶさると木を枯らすので造林の害にもなる。

つるで葛布をつくり、壁張りなどの表装用布にも用いる。世界各地で飼料や砂防用に栽培され、北アメリカ東南部には野生化して広がっている。

【効能・有効成分】
根は葛粉にしたり、「葛根」として血行をよくし、血糖や熱を下げる薬に用いる。

参考文献

  • 1961 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類 - 書籍全体, 北村四郎、村田源(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類. 保育者. .
  • 大橋広好 1997 クズ, 立石庸一、星川清親(著) 植物の世界4,種子植物 双子葉類4. 朝日新聞社. pp. 262-263.

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

形態

葉の形質

葉は下面短圧毛があって白色を帯び、頂小葉は菱状円形をしている。

ときに3裂し長さ幅共に 10~15 cm、側小葉もときに2裂する。

参考文献

  • 1961 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類 - 書籍全体, 北村四郎、村田源(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類. 保育者. .

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

茎(幹)の形質

茎は長く伸びて他物に巻き付き粗毛がある。茎には褐色の開出または反曲する長剛毛があり、花序とともに白色の短毛もある。

参考文献

  • 1961 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類 - 書籍全体, 北村四郎、村田源(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類. 保育者. .
  • 大橋広好 1982 マメ科, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. pp. 186-212.

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

根の形質

根は長大でデンプンを蓄える。

参考文献

  • 1961 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類 - 書籍全体, 北村四郎、村田源(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類. 保育者. .

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

花の形質

甘い香りのある大型の蝶形花をつける。密な総状花序につき、長さ 18~20 mm、紅紫色であるがまれにほとんど白色またはとき色のものもある。

無毛であり、旗弁は広楕円形、凹頭、ほぼ直角に立つ。竜骨弁は翼弁より大型で長い。

蕚は長さ 8~9 mm、短伏毛を密生し、最下の蕚裂片は蕚筒のほぼ2倍の長さに達する。

参考文献

  • 1961 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類 - 書籍全体, 北村四郎、村田源(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類. 保育者. .
  • 大橋広好 1982 マメ科, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. pp. 186-212.
  • 大橋広好 1997 クズ, 立石庸一、星川清親(著) 植物の世界4,種子植物 双子葉類4. 朝日新聞社. pp. 262-263.

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

果実の形質

果実は長さ 6~8 cm、幅 8~10 mmで扁平、褐色の長剛毛がある。細長い楕円形である。

参考文献

  • 1961 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類 - 書籍全体, 北村四郎、村田源(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅱ・離弁花類. 保育者. .
  • 大橋広好 1982 マメ科, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. pp. 186-212.

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

生態

生育環境

平地から低山地にかけての日当たりのよい場所に普通に生える。

参考文献

  • 大橋広好 1997 クズ, 立石庸一、星川清親(著) 植物の世界4,種子植物 双子葉類4. 朝日新聞社. pp. 262-263.

最終更新日:2021-04-21 ハリリセンボン

種・分類一覧