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ヤマハギ(Lespedeza bicolor)の分類 Fabaceae
ヤマハギ(Lespedeza bicolor)の概要 Lespedeza

ヤマハギ(Lespedeza bicolor)

【 学名 】
Lespedeza bicolor Turcz.

基本情報

草丈・樹高


・樹高:2~5 ㎝

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最終更新日:2020-04-28 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉低木

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花期

7~9月

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分布

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布。

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学名の解説

アメリカフロリダ州知事、V・M・デ・セスペデス(Cespedes)の名に由来。誤植により Lespedeza となった。

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和名の解説

①ハエキ(生芽)の意味。毎年古い株から芽を出すことから。『万葉集』でも「芽」、「芽子」の字を用いてハギと読ませる歌が多い。

②ハヘクキ(延茎)の意味。

③養蚕に用いる雑木の小枝を束ねたものをハギと呼び、それに似るため。

④ハヤクキバム(早黄)の意味。

⑤ハリキ(葉黄)の意味。

⑥ハリキ(刺生)の意味。キ(生)は草の意。

⑦ハキ(葉期)の意味。

⑧アキ(秋)の転。

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亜種・変種・品種

変種として花の白いシロバナヤマハギがある。

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別名・方言名

ハグシコ(福島)、ハギッコ(茨城)、ハゲコ(長野)、トキワ(熊本)

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分類学的位置付け

マメ科 ハギ属

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人間との関係

庭園樹、生垣、鉢植え、切り花など観賞用のほか、砂防用などとして斜面などに植栽される。

また、牧草として家畜の餌となる。枝は束ねて萩箒とされたり、小屋の屋根葺、茶室の萩天井に利用した。

新芽は萩茶とし、種子は粉にして粥や飯に混ぜて食用とした。

ハギは秋の花の代表として最も親しまれた植物で、『万葉集』にはハギの花を詠み込んだ歌が141首見られ、草本類では最も多い。

山上憶良の「萩の花雄花葛花罌麦の花女郎花また藤袴朝顔の花」(8・1538)により、秋の七草として知られる。

万葉の人々は、秋、ハギの花を開くのを心待ちにした。「わが待ちし秋は来たりぬ然れども芽子の花そもいまだ咲かずかる」(10・2123)。待ちに待ったハギの花が咲くと、人々はハギの花見に野山へと出かけて行った。

「秋風は涼しくなりぬ馬並めていざ野に行かな芽子が花見に」(10・2103)。『万葉集』に詠まれる141首のハギの歌のうち、25首は栽培されているハギを歌ったもの。

「秋さらば妹に見せむと植えし芽子露霜負ひて散りにけるかも」(10・2127)のように、ハギには恋に関係する歌も多い。恋が栽培のきっかけとなり、そして歌になった。

『万葉集』にはハギとシカ、ハギと露を取り合わせた歌が多く、ハギには鹿鳴草、玉水草の雅名がある。

平安時代以降、ハギは衣類、調度品などに絵模様に描かれた。とくに蒔絵の文様にしばしば使われた。ハギを散りばめた蒔絵、螺鈿や友禅染は、高級な美術工芸品となっている。

「萩」は国字。秋に花が咲く秋草の代表として草冠に秋の字をあてた。「萩」という字がはじめて使われる文献は『和名類聚抄』で、平安時代以降、萩の字を用いるようになったと思われる。

ぼた餅の別名を「萩の花」「萩の餅」、または略して「おはぎ」と呼ぶ。色や形をハギの見立てたもの。

萩襲は襲の色目の名。秋の萩の襲は表が青で裏が赤または紫、秋の萩の襲は表が蘇芳で裏は萌葱である。

ハギを図案化した紋所に、抱き萩、萩の丸、束ね萩などがある。

季題は「秋」。「いづくにかたふれ臥とも萩の原 曽良」「ほろほろと秋風こぼす萩がもと 召波」「萩刈りて虫の音細くなりにけり 虚子」などの句がある。

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最終更新日:2020-04-28 キノボリトカゲ

形態

葉の形質

葉は3出複葉で互生し、長さ 1~5 ㎝の細長い葉柄がある。小葉は広楕円形~広倒卵形で先端は円形または多少へこむ。

若い枝から出た葉の先端は鋭形。基部は円形でごく短い柄がある。表面は緑色で初め微毛があるが、のちに無毛。裏面は白色を帯び、微毛かときに無毛のこともある。

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茎(幹)の形質

明確な幹はなく、多くの細い枝を分枝し、下垂する。枝には短い微毛がある。

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花の形質

花は新梢の上部の葉えきから多数の長い総状花序を出し、紅紫色の蝶形花を開く。花弁は長さ 1 ㎝ぐらいで翼弁は色が濃い。がくは深く4裂する。

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果実の形質

豆果は平たい楕円形で10月頃成熟するが、裂けない。中の種子は1個である。

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生態

生育環境

日当たりがよく排水の良好な山地に自生する陽樹。やや日陰地でも花数が少なくなるが育生する。腐植質に富む肥沃地を好む。

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その他生態

繫殖は実生、さし木、株分けによる。さし木は当年枝では3月中旬、前年枝では6月下旬から7月上旬に行う。

枝がよく伸長するので、地上部を切り取り新梢を萌芽させる。とくに施肥の必要はない。

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関連情報

病害虫

サビ病、アブラムシ

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種・分類一覧