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サンゴジュ(Viburnum odoratissimum)の分類 Adoxaceae
サンゴジュ(Viburnum odoratissimum)の概要 Viburnum

サンゴジュ(Viburnum odoratissimum)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Viburnum odoratissimum Ker-Gawl.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:5~6 m

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最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

生活形


・広葉樹、常緑小高木

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花期

6~7月

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分布

本州(関東地方南部以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮半島南部、台湾に分布する。

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学名の解説

属名は Viburnum Lantana に対する意味不明のラテン古名。種小名 odoratissimum は非常に香りのよいの意味。

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和名の解説

赤熟した果実が多数ついた花序の姿を、サンゴに見立てたもの。

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亜種・変種・品種

近縁にゴマギ、沖縄特産のゴモジュがある。

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別名・方言名

キサンゴ(木珊瑚)、サンゴジュボク、ヤブサンゴ、イヌタラヨウ、シマタラヨウ、メタラヨウ、アワブキ(材に水分が多いため、燃やすと泡を吹くことから)/タニクサラシ(高知)、ユミシギノキ(長崎)、ヤマジミ(熊本)、イブスノキ(鹿児島)、ササギ―、ワジク(沖縄)

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分類学的位置付け

スイカズラ科 ガマズミ属

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人間との関係

庭園樹、公園樹、街路樹、防風林、生垣、古くから防火樹とされていた。

材の木目が細かいので、器具材、ろくろ細工に使用される。季題は「秋」。

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形態

葉の形質

葉は有柄で対生し、葉身は倒皮針形、倒卵形、長楕円形で長さ 8~20 ㎝、幅 4~9 ㎝、縁の上半部に低いきょ歯があるかまたは全縁。

葉質は厚く、表面は濃緑色で光沢があり、たくさんの側脈がある。葉柄は太く長さ 2~5 ㎝で紅色を帯びる。

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茎(幹)の形質

樹皮は暗褐色で皮目が多く横に裂ける。枝は太く灰褐色で、若枝は紅色を帯びる。

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花の形質

2対の葉がついた短枝の先に大形の円錐花序をつけ、多数の白色小花をつける。

がくは筒状で先は浅く5裂し、花冠は筒状で先は5裂し、長さ 0.5~0.6 ㎝。雄しべは5個で花糸は短い。雌しべは短く1個。

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果実の形質

果実は楕円形の液果で長さ 0.7~0.8 ㎝、赤色から黒紫色に熟する。

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生態

生育環境

海岸や山地に自生するほか、広く植栽される。やや湿り気のある肥沃な粘土質を好むが、乾燥した砂質地でも育つ。

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その他生態

繫殖は実生。さし木(新枝を6~7月)による。移植は春と秋。肥料は鶏ふん、油かす、化成肥料を寒肥として施す。

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種・分類一覧