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ヒメジョオン(Erigeron annuus)の分類 キク科(Asteraceae)
ヒメジョオン(Erigeron annuus)の概要 Erigeron

ヒメジョオン(Erigeron annuus)

【 学名 】
Erigeron annuus (L.) Pers.

基本情報

草丈・樹高

高さ 30~150 cm

参考文献

  • 北村四郎 1982 ヒメジョオン, 北村四郎(著) 佐竹義輔、大井次三郎 、北村四郎、亘理俊次、冨成忠夫 (編) 日本の野生植物 草本Ⅲ 離弁花類. 平凡社. 198.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

生活形

一年草~ニ年草

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ヒメジョオン, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 689.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

花期

6~10月

参考文献

  • 北村四郎 1982 ヒメジョオン, 北村四郎(著) 佐竹義輔、大井次三郎 、北村四郎、亘理俊次、冨成忠夫 (編) 日本の野生植物 草本Ⅲ 離弁花類. 平凡社. 198.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

原産地

北アメリカ原産

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ヒメジョオン, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 689.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

和名の解説

ハルジョオンより花がやや小さいので、ヒメジョオンとなる。

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ヒメジョオン, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 689.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

別名・方言名

別名:テツドウグサ(明治の初めに帰化し、鉄道沿路に繁殖したことから)

方言名:ゴイシングサ、アメリカグサ、ビンボウグサ、アメリカグサ、ウシノシタ、カイコングサ、タイショウグサ、センソウグサ、シュウセンソウ、ハイセンソウ

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ヒメジョオン, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 689.
  • 山田卓三 1992 ヒメジョオン, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. 31.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

分類学的位置付け

キク科

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ヒメジョオン, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 689.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

人間との関係

ヨーロッパへは1765年に、日本には明治初年に入った。

北アメリカでは結石の薬、または利尿剤として用いられた。

食用には、3月~5月頃、茎葉と柔らかい茎先を摘み、10~12月頃は、冬越しの根葉を摘む。しおれやすいため、手早く生のまま天ぷらにする。または、ひとつまみの塩を入れてよく茹で、しばらく冷水にさらし、胡麻和え、酢味噌和え、バター炒めなどにする。

風味は癖がなく、春菊に似た香りがある。

花を子どもが卵の白身と黄身に見立てて、ままごと遊びに使う。

【成分】
葉にクエルセチン、アピゲニン配糖体を含む。

【薬効と用い方】
・糖尿病の予防に用いる
乾燥した花と葉を 5 gずつ水 400 ㏄で煎じ、お茶がわりに服用する。

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ヒメジョオン, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 689.
  • 北村四郎 1982 ヒメジョオン, 北村四郎(著) 佐竹義輔、大井次三郎 、北村四郎、亘理俊次、冨成忠夫 (編) 日本の野生植物 草本Ⅲ 離弁花類. 平凡社. 198.
  • 山田卓三 1992 ヒメジョオン, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. 31.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

形態

葉の形質

根出葉は長柄があって卵形、大きな鋸歯があり、花時には枯れる。茎葉は卵形~倒披針形でまばらに鋸歯があり、鋭頭または鋭尖頭で薄く、縁に毛がある。

参考文献

  • 北村四郎 1982 ヒメジョオン, 北村四郎(著) 佐竹義輔、大井次三郎 、北村四郎、亘理俊次、冨成忠夫 (編) 日本の野生植物 草本Ⅲ 離弁花類. 平凡社. 198.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

茎(幹)の形質

茎は断面がかたく詰まっている。

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ヒメジョオン, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 689.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

花の形質

頭花は径 2 cm内外である。総苞は皿状、片は2~3列、細くて鋭尖頭である。縁に2~3列の白色~淡紫色の舌状花がある。

参考文献

  • 北村四郎 1982 ヒメジョオン, 北村四郎(著) 佐竹義輔、大井次三郎 、北村四郎、亘理俊次、冨成忠夫 (編) 日本の野生植物 草本Ⅲ 離弁花類. 平凡社. 198.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

果実の形質

そう果は長楕円形で長さ 0.8 mmである。単為生殖をすることがある。

参考文献

  • 北村四郎 1982 ヒメジョオン, 北村四郎(著) 佐竹義輔、大井次三郎 、北村四郎、亘理俊次、冨成忠夫 (編) 日本の野生植物 草本Ⅲ 離弁花類. 平凡社. 198.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

・ハルジョオン
ヒメジョオンと同じく、北アメリカ原産の一年草~ニ年草だが、大正時代にわが国に入り、全国に広まった帰化植物である。

ヒメジョオンに似るが、茎は中空で全体に毛がある。根生葉は長い柄をもった倒披針形で、この葉は花の時期にも枯れない。葉はへら形で、茎を抱くように互生する。ヒメジョオンは茎を抱かない。

開花期はヒメジョオンより早く4~7月である。茎の先端に淡紅色、ときに白色の頭状花を数輪つけるが、つぼみの時は垂れ下がってつき、花が咲くと首を持ち上げる。ヒメジョオンは初めから上向きである。

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ヒメジョオン, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 689.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

生態

生育環境

都会の荒れ地や道端に生える。

参考文献

  • 北村四郎 1982 ヒメジョオン, 北村四郎(著) 佐竹義輔、大井次三郎 、北村四郎、亘理俊次、冨成忠夫 (編) 日本の野生植物 草本Ⅲ 離弁花類. 平凡社. 198.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

種・分類一覧