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サツキ(Rhododendron indicum)の分類 Ericaceae
サツキ(Rhododendron indicum)の概要 Rhododendron

サツキ(Rhododendron indicum)

【 学名 】
Rhododendron indicum (L.) Sweet

基本情報

生活形

・広葉樹、常緑低木

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最終更新日:2020-05-15 キノボリトカゲ

花期

6~7月

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分布

本州の関東以西、とくに富士山以西の渓流ぞいに自生する。

植栽分布は広く、本州以南であるが北海道でも場所により栽培は可能である。

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原産地

日本特産種

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学名の解説

種小名の indicum はインドの、の意味。

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和名の解説

陰暦5月に花が咲くツツジの意味のサツキツツジの略称。

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亜種・変種・品種

園芸品種は2000種以上といわれている。

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別名・方言名

サツキツツジ

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分類学的位置付け

ツツジ科

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人間との関係

盆栽や鉢花、庭木として栽培され、おもに花を観賞する。白・桃・紅色・絞り、咲き分けなど花色も変化に富む。

季題は「夏」。「たづね来てさつきに早き山家かな 轉子」などの句がある。

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形態

葉の形質

葉は春の萌芽した葉は皮針形か線状皮針形であり、秋にのびた葉は倒皮針形で、ともに全縁で両端はとがり、厚く褐色剛毛が平臥する。

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茎(幹)の形質

幹は多く高さ 0.3~1 mあまりの枝が横に広がる半円形の樹姿になる。

枝は新年枝では褐色剛毛が多く、古枝は毛がなくなり灰褐色となる。

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花の形質

花は枝先に単生し、漏斗状で紫紅色の5裂した花を咲かせ、雄しべが5個、がく片は極小形で5裂する。

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果実の形質

さく果は卵形で剛毛が多く、11~12月に熟す。

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生態

生育環境

渓流で砂地を好み、渓流の水しぶきがあたるか、地下水が垂れるような場所に多く、乾燥地にははえない常緑低木。

半日陰地でよく育っているが、日陰地でも河川の反射光でよく生育する。

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その他生態

繫殖は実生、さし木による。園芸品種が多く作られ、交配種も多い。

実生は5月にピートモスに播種し生育する。さし木は6月に鹿沼土にさすが、よく活着する。

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関連情報

病害虫

庭木では初夏のグンバイムシとハダニの防除をすること。

7~9月に花芽ができるが、蕾を食べるルリチュウレンジハバチ(芯喰虫)の防除が必要である。

公園や庭園に使用されている品種の多くは、大盃と熊野が多く、耐病虫品種で栽培しやすい。

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種・分類一覧