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ドウダンツツジ(Enkianthus perulatus)の分類 Ericaceae
ドウダンツツジ(Enkianthus perulatus)の概要 Enkianthus

ドウダンツツジ(Enkianthus perulatus)

【 学名 】
Enkianthus perulatus (Miq.) Schneider

基本情報

草丈・樹高

・高さ:1~3 m、時には 5 m以上となる

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最終更新日:2020-05-15 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉小低木

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花期

4月

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分布

伊豆半島から西の東海道、四国、九州の山地に自生するが、多くは観賞用として庭園に植えられる。

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学名の解説

種小名 Perulatus は芽鱗片のある、の意味。

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和名の解説

和名のドウダンは灯台の意味で、輪生する枝を結び灯台に見立てたもの。

漢名の「満天星」は、昔、太上老君が仙宮で霊薬を練るうち、誤ってこぼした玉盤の霊水が、この木に散って、凝って壺状の玉になり、あたかも満天の星のように輝いたという伝説にちなむ。

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別名・方言名

ドウダン、ヤシオツツジ、ヨドガワツツジ、ドウダイツツジ

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分類学的位置付け

ツツジ科 ドウダンツツジ属

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人間との関係

庭園樹、鉢物などの観賞用に栽培されるほか、生垣などによく用いられる。

季題は「春」。どうだんの花。「どうだんにまじりて咲けるつつじかな 山口青邨」「満天星に隠りし母をいつ見むや 石田波郷」などの句がある。

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形態

葉の形質

葉は倒卵形で長さ 2~4 ㎝、幅 1~1.5 ㎝、先端は急にとがり、基部はしだいに細くなる。

縁には微細なきょ歯がある。表面は無毛。裏面は中脈株に褐色毛が密生する。歯柄は長さ 0.6~1.2 ㎝。

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茎(幹)の形質

枝は車輪状に分枝し、無毛。

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花の形質

葉と同時に枝先に2~4個の花をつける。花柄は長さ 1~1.5 ㎝、花時には下に向き、果時には直立する。

がく裂片は線状皮針形で長さ約 0.2 ㎝。花冠は白色、つぼ状で長さ 0.7~0.8 ㎝、先端は口が狭まり、浅く5裂する。

雄しべは10個、花糸は有毛、葯には2個のつのがある。花柱は花冠とほぼ同長で無毛。

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果実の形質

さく果は狭長楕円形で長さ約 0.8 ㎝、直立し無毛。

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似ている種 (間違えやすい種)

ヒロハドウダンツツジ

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生態

生育環境

山地にはえる落葉低木で、広く植栽される。蛇紋岩地に生えるが、土地は選ばない。

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その他生態

繫殖は実生、さし木による。移植は容易。

せん定は容易。5~7月に刈込む。

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関連情報

病害虫

カイガラムシ

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種・分類一覧