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サルナシ(Actinidia arguta)の分類 Actinidiaceae
サルナシ(Actinidia arguta)の概要 Actinidia

サルナシ(Actinidia arguta)

【 学名 】
Actinidia arguta (Siebold & Zucc.) Planch. ex Miq.

基本情報

草丈・樹高

・幹径:15 ㎝

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最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉つる性植物

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花期

6~7月

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分布

北海道、本州、四国、九州、千島、サハリン、ウスリー、中国、朝鮮半島に分布する。

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学名の解説

属名 Actinidia は放射線形の意味で、花柱が放射状であることによる。

種小名 arguta は鋭歯のある、という意味。

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和名の解説

果実がナシに似ており、サルの食べるナシの意味である。

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別名・方言名

シラクチヅル、シラクチ、コクワ、ミズヅル、ヤブナシ、ハシカヅラ、イカダムスビ/クッチ、シルクッチ(アイヌ)

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分類学的位置付け

マタタビ科 マタタビ属

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人間との関係

果実は食用となり、果実酒にもされる。つるは丈夫で腐りにくいので、炭俵、筏つなぎ、蔓橋の材料とされる。

果実は生食したり、果実酒にする。

日高地方のアイヌに、このつるで神の姿を編むと、死にかけている人の魂を呼び戻せるという言い伝えがある。

輪切り材は木目模様がきれいで土瓶敷になる。

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形態

葉の形質

葉は長い葉柄があって互生し、楕円形から広楕円形で長さ 5~12 ㎝、幅 4~7 ㎝。

縁にはとげ状きょ歯があり、硬紙質で、裏面は淡緑色となる。葉柄は長さ 1.5~8 ㎝で堅い毛がある。

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茎(幹)の形質

つるは長くのびて枝分かれし、他の木にからみついて高く登る。枝は褐色である。

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花の形質

ウメの花に似た白花を開く。雄花は葉えきからの集散花序につく。がく片5個、花弁5個に多数の雄しべがある。

雌花は葉えきに単生し、5個のがく片と5個の花弁、1個の雌しべがある。

花柱は放射状に多数の切れ込みがあり、子房は無毛である。

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果実の形質

液果は広楕円形で長さ 2~2.5 ㎝、淡黄緑色に熟し、甘酸っぱくて食べられる。

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似ている種 (間違えやすい種)

ウラジロマタタビ

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生態

生育環境

実生、挿木で容易にふえるが、庭木としては強い刈り込みが必要である。

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種・分類一覧