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マンリョウ(Ardisia crenata)の分類 Primulaceae
マンリョウ(Ardisia crenata)の概要 Ardisia

マンリョウ(Ardisia crenata)

【 学名 】
Ardisia crenata Sims

基本情報

草丈・樹高

・樹高:50~60 ㎝、1 mほどになることもある。

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最終更新日:2020-05-18 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、常緑小低木

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花期

7月頃

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分布

本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国、台湾、インドに分布する。

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学名の解説

種小名 crenata は鈍きょ歯の、という意味。

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和名の解説

センリョウ科のセンリョウ(千両)よりも実が美しいため。

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別名・方言名

センンリョーマンリョー(静岡)、ヤマセンリョ―(長崎)、ヒメマンジュ―(鹿児島)

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分類学的位置付け

ヤブコウジ科 ヤブコウジ属

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人間との関係

縁起植物として正月に飾る。

江戸時代の頃から園芸植物となり、寛政年間(1789~1800)に流行した

マンリョウは初めから万両と表されていたのではなく、江戸時代の園芸家太の『草木奇品家雅見』には、まんりゃう、まん里ゃう、万里ゃう、万両の4通りで書かれている。

万両が定着したのは文政10年(1827)頃。

同時代の水野忠暁の『草木錦葉集』には万量と書かれ、18世紀末には「まん竜」ともいい、金銭名での表現がはばかられたとも考えられる。

品種が増えるのは明治時代で『硃砂根銘鑑』には53種類が挙げられている。

中国では薬用にされ、解毒の効があり、扁桃炎、打身などに用いられる。

季題は「冬」。

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形態

茎(幹)の形質

茎は直立。上部で側枝を四方に出す。

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花の形質

花は前年の側枝の先に散房状に10数個つける。

がくは5裂し裂片は卵形、花冠は白色で径 0.8 ㎝ほど、先は5裂し裂片は鋭頭となる。雄しべは5個、雌しべ1個。

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果実の形質

果実は球形で径 0.6 ㎝。晩秋に赤く熟す。品種により白、黄、橙色などがある。

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生態

生育環境

暖地の山林内にはえる。広く観賞用として栽培されている。やや湿気のある水はけのよい所を好む。日にあてすぎると弱る。

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関連情報

栽培方法

栽植は実生、さし木、接木による。普通種は5月頃採りまきにするとよい。

シロミノマンリョウも実生でよい。園芸品種は6月頃、さし木、接木をする。

寒い地方の栽培は野外では無理。萌芽力に乏しいのでせん定はしない。

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種・分類一覧